2019年7月9~12日 加計呂麻島

画像1 大島側から見た加計呂麻島最東端、安脚場戦跡公園方面。青空が見えるが、撮影したのは帰る日。古仁屋までフェリーで来て、レンタカーを借りて、奄美空港へ向かう途中、立ち寄ったマネン崎展望所からの眺め。
画像2 9月までと残り僅かなバニラ便の成田~奄美大島便。1往復のみ。これで加計呂麻島へ行こうと思うと、行きと帰りは移動だけで潰れてしまう。行きは路線バスで名瀬経由。古仁屋への乗り換えを待つ間に永田橋市場の、自家焙煎珈琲こん日和で、本日のコーヒー、ルワンダを1杯。
画像3 古仁屋からは17時半発の瀬相行きフェリーかけろまに乗船した。その前にAコープでビールなどを買い込んで。
画像4 真珠貝(マベガイ)の貝柱の刺身。奄美大島近辺以外では食用にはしないらしい。アコヤガイと違って、この貝でできる真珠は完全な球体にはならないという。
画像5 加計呂麻島の定宿は、島の南側、勢里(せり)にある、ゆきむら。宿の前の海辺のテラス。先般の台風は猛烈だったようで、この左手に置いてあるコンクリート製の流し台が数mも飛ばされたという。2日目の朝の様子だが、波も立っていて泳げそうにない。
画像6 宿の庭になっているパッションフルーツ。採り立ての実は酸味が少しあって甘い。しばらく置くとシワシワになって、うんと甘味が増す。
画像7 宿の玄関脇の飾り。海岸に流れ着く、サンゴ、流木、貝殻、何でもアートの材料となる。
画像8 隣の家では大きなビニールハウスでマンゴーを栽培している。ここにも台風の被害は及び、塩を被った木が何本もあり、昨年の1/4ほどしか実が付いてないそうだ。1個1個、落下しないようにひもで吊り下げている。
画像9 オオハマボウ(島ではユウナ)の花が道路に落ちていた。朝は黄色い花が、夕方になると赤味を帯びてオレンジ色に変わる。真ん中の花はすでに少し赤みがかっていた。
画像10 勢里の集落外れに数年前に1軒の日本蕎麦屋が開店し、店主は熊本と往き来しながら店をやっている。今は宮城県の方からヨットをここまで回送中で、留守番の女性がカレーとパスタを曜日によって出している。自家製のジンジャーエール、香りが鮮烈で美味しかった。
画像11 2日目の夕食は、テラダ(マガキガイ)煮たの、カワハギの肝、水ナス漬け物、モズク酢、ソデイカ刺身、そしてこの大きなアカハタ煮魚。全部食べきれず、半身は翌朝食べた。
画像12 まだ陽が落ちていないが、夕食の合間に庭の奥へ行ってみると、サガリバナがたくさん咲いていた。いい匂いが辺り一面に漂っている。
画像13 3日目の朝、ようやく青空が見えた。左手は請島、中央奥は与路島。もっとクリアだと、その間に徳之島が見える。今日こそ泳げるかと期待したが、すぐに雲って、時々雨も降ってきた。何より海が波立って濁っていたので、泳ぐのは無理。残念。
画像14 7時20分過ぎ、古仁屋からの朝一番のフェリーに接続する、しまバスが宿の前を走っていった。誰も乗っていない。1日3本きりのバス便。
画像15 ハイビスカスの花。宿の周辺には、オオハマボウ、ミツバハマゴウ、センニンソウなどの花が咲いている。また野鳥も種類が多く、カワセミもいたし、姿こそ見えなかったがアカショウビンの声は朝夕によく聞こえた。
画像16 スズメウリの実。小さな実だが、赤くなる前は緑色に筋が入っていてスイカみたい。実は食べないそうだ。
画像17 バナナの木の向こうにサトウキビ畑。ライチーの木もあり、実がなると生のライチーが食べられるそうだ。
画像18 こちらが定宿、ゆきむら。部屋は襖仕切りの3室と離れ1室。町のHPには休業中と出ている。本屋も離れもすべてお父さんの手造り。
画像19 何でも器用に作るお母さんに教わって、クバの葉で籠を作ってみた。葉を取ってきてヨゴレを洗い流し、干す。両端の葉っぱから順に上、下、上と編み込んで行き、端へ来たら折り返す。途中で間違えがち。その時はほどいてやり直し。
画像20 苦労してやっと深めの鉢の形に結果的に出来上がった。鉢を作ろうとした訳ではなく、もう少し平たい皿状の仕上がりをイメージしていたが、こうなってしまった。
画像21 見えづらいかもしれないが、中央に縦になっているのが、キノボリトカゲ。
画像22 ミツバハマゴウの花。葉っぱは揉むといい匂いがする。島ではジャミの木、と呼んでいた。ジャミとは蚊のこと。昔は葉っぱを揉んで燃やして蚊除けに使っていたという。
画像23 宿には3匹のネコがいる。こちらはミー。一番活発に動き回っている。小鳥やカエルなど、なんでも狩ってくるらしい。
画像24 宿の庭には、自作水車から流れる水がたまる小さな池がある。池に浮かぶ水草の下には色とりどりのメダカが泳いでいる。今や、野生のメダカは貴重な生物。
画像25 3日目の夜の夕食。お母さんが朝、採り立ての島オクラと刻んだ島キュウリをジプロックに入れて、そこへ味醂をたくさん、白だしを少々入れて、密封。後は冷蔵庫に入れて、夕飯時に出してくれたら、これが実に旨い。
画像26 こちらは島でテラダと呼ぶマガキガイを塩茹でしたもの。貝の隙間にちょっと出てる爪をつまんで実を引っ張り出して食べる。ビールのつまみに最高。奄美大島ではトビンニャと呼ぶ。
画像27 夜、皆で庭へ出て月を見ていたら、真っ黄色のリュウキュウカジカガエルが数匹、現れた。夜になると、彼らの大合唱でうるさいほど。はじめは虫の鳴き声かと思った。
画像28 3匹のうち黒猫は、ロール。のっさのっさと歩く。毛を刈ってもらったばかりですっきりしていた。猫用高級餌、チュールが大好きで、いつもおねだりしてる。
画像29 瀬相港のフェリーきっぷ売り場。片道360円。フェリーの他に海上タクシーが定期的に出ている定期船もあるが、10人ちょっとで満席になり、島民優先なので、旅行者は帰りは特にフェリーにした方が安心。
画像30 奄美大島、南東部のホノホシ海岸にさいていたハマヒルガオ。海岸には丸石ばかり転がっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?