えんぴつ

アラサーのサラリーマン。日々思ったことを書きます。

虐待のススメ ②受験

小学校5年生くらいから、中学受験のシーズンに入った。それは虐待のシーズンの始まりでもある。

当時はまだ中学受験は少数派で、受験組はクラスに3人くらいしかいなかったと思う。私もなぜみんなと違う中学に行くために、死ぬほど勉強させられているのか、しばらくは理解できずにいた。

私の両親は共に高学歴ではない。中学も公立に通い、母に至っては祖父のコネでOLをやっていた。そのせいか、学歴への執着心が尋常では

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虐待のススメ ①はじまり

血の味を覚えたのは、小学校3年生の時だった。

母の少し骨ばった拳が、何度も私の頬に突き刺さっては、頬の内側に歯が食い込み、そこからジワジワと血が溢れる。パックリと割れた傷口からは、鉄のような味がした。飲み込んでも飲み込んでも、止まらない。口中に鉄のような味が広がり、その日食べた食事すら血の味がした。

あまりの痛さに、泣き叫ぶこともできない。助けを求めることもできず、ただ涙と血が止めどなく溢れて

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