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案外そんなもんという話

私はヤンキー子犬理論に異議を唱える人があまり好きではない。

人間ってそんなもんじゃんって思うからだ。

ちなみにヤンキー子犬理論がわからない人の為に簡単に説明すると、普段素行の悪い人が良いことをすると必要以上に善人に見えるという現象である。

よりイメージをしやすくするためにこれに近い例をいくつか挙げてみる。

毎日料理を作ってくれる人に感謝を毎日伝える人は少ないが、普段料理を作らない人が料理を作ったらその1回が高く評価される。

普段から良く笑う人がいつどこで爆笑してたよって話は聞かなくても、普段無愛想な人が腹抱えて笑ってたよって話は話題にあがる。

仕事出来る人がコンスタントに契約を取ってくるのと、普段仕事できない人が1個契約を取ってきた話どちら方が印象に残るだろうか。

ね?人間そんなもんじゃないという気になってくるでしょう。

また、ヤンキー子犬理論への対抗意見として良く見られるのが、普段から真面目にしてるやつの方が偉いんだというものがある。

皆さん1度ここで胸や頭に手を当てて考えて見て欲しい。

皆さんは、真面目な人の頑張りを普段からどれだけ気がついて、どれだけ妥当に評価しているでしょうか?

世の中は正直者が馬鹿を見る、真面目な人ほど損をするなんて言われているわけです。

真面目に頑張っている人が評価されていないから。

ヤンキー子犬理論が嫌いな皆さんは、ヤンキーが子犬に優しくするシーンをみて不平不満を抱くかもしれません。

しかし、先程例を挙げた様に皆さんも知らず知らずの内に普段から真面目にやっている人よりも、子犬に優しくしているヤンキーの方ばかり見ていたりします。

まずはその知らず知らずに子犬ヤンキーに目を向ける癖を治してから、ヤンキー子犬理論に異議を申し立てましょう。

そうすることで、真面目な人がより良く生活出来る環境が生まれるのです。

少なくとも私はそう思っています。




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