恐い発想という話
赤子の手を捻るという言葉がある。
言葉には語源というものがあるわけだが、これを考えるとなかなかに恐ろしい。
まだ小さくて力など持っていない無抵抗な赤ちゃんの手を捻るくらい簡単ということが由来となっているらしい。
これの何が恐ろしいのかって?
赤子の手を捻るのって簡単だよな〜と思い立ち、これからはとても簡単なことは、赤子の手を捻るという風に言おうという発想。
冷静に考えてみると、とても恐ろしくないだろうか。
赤子もそんな発想を持ったやつが自分の周りに居ると知ったら、おちおち寝てられない。
両親の腕で心地よく眠っていたら、そんな危険な発想を持つ奴の腕に抱かれていたら戦慄する。
言葉も話せない以上、助けを求めることも出来ない。
いや、よくよく考えればその発想をした奴が何を言っているかすらまだ理解出来ない段階かもしれない。
私はまだ人の親ではないが、世の中の親達が赤子から目を離してはいけないという意味が少し分かった気がした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?