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「5日働いた疲れは2日で取れない」は根本的に間違っている?

5日働いた疲れが2日で取れるわけないだろ!!

インターネットを見ていると、ほぼ毎年一回は見かける主張です。もはや風物詩ですね。

私も昔は「それな~」くらいに思っていたんですが、最近はだいぶ考えが変わってきました。それも根本的に。

思うに、我々は「5日働いたら2日休む」ではなく、「その日の疲れはその日の内に取れ」と考えるべきではないかと。

そもそも休むってなんだ

「そもそも、休むってなんなのか?」
我々は一度原点に立ち返って考えてみるべきですよね。

休むにも2種類あると思っています。それは「身体を癒やすこと」と「心を癒やすこと」。

まず、身体を癒やすための休息は、一般的な「休む」のイメージに近いですね。寝るとかお風呂に入るとか。

じゃあ「5日働いた疲れが〜」と言っている人は、平日は一切寝ていないのかというと、もちろんそんなはずはない(笑)
ほとんどの人は、「身体を癒やす」ための休息をちゃんととっているはずです。

では、冒頭の「5日働いた疲れが2日で取れない」は、何を意味しているのか? これには2つの可能性があると思います。

まず、単純に休み方、休む時間が不足している可能性。
自分もそうでしたが、睡眠時間を軽視しすぎなんですよね、私たちは。夜に睡眠時間を確保していないのに、日中常にあくびをして「眠いなあ」とぼやく。そりゃ寝ていないんだから当たり前だ。

面白いことに、とあるアンケートでは2割の人が「自分はショートスリーパーだ」と答えています。ショートスリーパーは遺伝的なもので、実際の割合は人口の1%未満であるにもかかわらずです。

つまり、ショートスリーパーのほとんどはただの思いこみなわけです。
みなさん、ちゃんと寝ましょう。

休む観点で言うと、お風呂に入るのも結構大事です。
お風呂はお風呂でも、シャワーを浴びるだけでは不十分で、湯船に浸かったほうが良い。

子どもの頃のお風呂嫌いを引きずっている人は意外と多いんじゃないでしょうか。
大人になると気づいたら好きになっていることもあるので、毎日湯船に浸かるのを習慣にするのはおすすめです。単に疲れが取れるだけでなく、寝つきが良くなったりといいことづくめなので。

それでも疲れている時は

さて、「早寝早起き」と「毎日湯船に浸かる」の両方を守るだけでもだいぶ疲れは取れると思いますが、それでも足りない人もいるかもしれない。
そんな人に考えられるもう一つの可能性が「精神的な疲れが取れていない」だと思います。

これは身体的な疲れよりも難しい問題です。そもそも自分の疲れが身体的なものなのか、精神的なものなのか、見分けがつきにくい。原因も個々人によって異なりますし、解消法もまた人それぞれ。

仮に、個人でできることを全部やっていたとしても、ブラック企業で毎日精神をすり減らしていたら、プラマイでマイナスですからね。根本的な問題を解決しなければならない場合もあります。

なので一概に言えることは少ないのですが……強いて言うなら、誰にも邪魔されない自分だけの時間を、誰しもが持っていてほしいと思います。

それは本を読むことでも、映画を観ることでも、絵を描くことでも、なんだっていいのです。自分にとって大事で、誰にも譲れないことがあるなら、その世界にどっぷりと浸かっていられる時間を、自分のために用意してあげてほしいと思います。真面目な人は特に。

――えっと、なんの話をしてたんでしたっけ?

要するに、ほとんどの人はまず寝不足か湯船に浸かってないので、まずそこから始めてください。それが言いたかっただけです(笑)

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