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妄想ワンピースシリーズ「マチネ」

「マチネ」
劇場の前に立ち、あなたはチケットを確かめる。
そこは、白壁に瓦屋根が美しい歌舞伎座かもしれないし、麗人達の写真が飾られた東京宝塚劇場かもしれないし、淡紅色の万成石が重厚な雰囲気の日生劇場かもしれない。もしくは、雑然とした街中に、まるで主のように存在する本多劇場か、座席番号すらない小劇場だろうか。
久しぶりの観劇に華やぐ心を押さえつつ、もぎりの列に並び、チケットの半券を受け取って、あなたはロビーに入る。
中に入るのは少し待って、開演前の誰もが浮足立ち、ざわざわとしたひとときに身を委ねる。幕間には一杯だけワインでも飲もうか。終演は夕刻。まだ明るい街路樹の道を、ワインと観劇の酔いを覚ましながら、ゆっくり家路に着く自分を思い浮かべる。
開幕五分前のブザーが鳴り、あなたは重い扉を押す。(栗山 心)


『年を重ねて美しく、自分の足で颯爽と』をモットーにしているウォーキングインストラクターで、なおかつ、着るだけでマイナス5キロ痩せ見えの魔法のワンピース®︎代理店『Rana』を主催している友人の、ワンピースのお客様用に、短いお話を書かせていただいています。このご時世、なかなか新しいお洋服を買いたい気持ちにならないかもしれないですが、少しでも明るい気持ちになれたら、と思います。

Rana

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