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息子を推す。

2歳の息子がいる。
よく食べ、よく寝て、どちらかというと落ち着いた男の子。

死ぬほどかわいい(語彙力が死ぬ)

元々子供は好きでも嫌いでもない。
子供になんらかの感情を抱くことがなかった人生だった

だが産むと違う。

みんなが赤ちゃんを可愛いという仕組み

世の中の人々がどうみてもおじさんフェイスもしくは猿人フェイスの赤子をみて「赤ちゃんかわいい!」と声をそろえて言うのは
自分の息子もしくは娘の昔の姿を無意識に重ね合わせているからだと理解したのは産んでからだ。

だから今まで子育てに関わっていないおじさんが子連れママにきびしいのは親バカになってないからだと思ってる(偏見)

親バカフィルターが他の子にも適応されるぐらいわが子はかわいい。

今まで私の人生に推しはいなかった

女子みんなが通るであろうジャニーズ、韓国アイドル、バンド、アニメ
すべて通り抜けてきた女、それが私

旦那には「逆に学生時代何してたの?」と言われた
確かに学校帰りにクレープとラーメン食べることしか考えてなかった

推しのいる人生は楽しそうである
ライブのためにダイエットをし、服を買い、写真を買い、雑誌を集める
推しが出る放送があればその日まで頑張れたりする

高校時代、図書館のMyojoのページがちぎられてなくなっているのが
全体朝礼で何度も問題になったが、
疎い私はもちろんMyojoの存在も知らなかったので
毎回ちぎられるその雑誌が謎でしかなかった
※Myojoはジャニーズ専門誌

推しがほしい!!
色々触れてはみたものの、特にはまらず
はまるのは食のみ。ずっと食べてた。
炊き立ての白ご飯は裏切らない。
いつでも好きな時に炊ける。

息子爆誕

あ、推しって探すんじゃなくて向こうから出会ってくれるんだ、と
私は何をしていたんだと(食べてた)

推しとの日々は尊い

推しが成長していくのを一番ちかくで見ることができる
一番の古参は確実に私という自信
推しに執着されるという最高の幸せ(トイレまでついてくる)

推しが寝返りの練習をしている姿を見て
ひとりで号泣していたこじらせオタクは私です

人生で出会った初めての推し
毎日にハリがでて、生きているという実感がわく
今日も推しが尊い
それだけで満たされる

推しとどんな時間を過ごそう
夏にはきれいな海をみせてあげたいな
おいしそうなレシピ見つけたから明日作ってあげよう

全国のグルメ情報とダイエットストレッチで埋まったインスタは
幼児レシピと子連れお出かけ情報に変わった

こんな幸せな毎日みんな過ごしてたの?
推しのいる生活最高じゃん
これぞ人生じゃん
いままでなにしてたんだ自分(食べてた)

育休終了という出口

もうこうやって平日昼から一緒に絵本読んだり
抱っこしながら寝るまでスクワットし続けたり
「ウンチでた?」って一日何回も聞いたり
散歩中に勝手に触ろうとしてくるおばあちゃん達から逃げたり
一日中横でゴミを拾って食べないように監視したり

そんな毎日がもう終了…?
人生で一番楽しい時間が…?

そうだ、会社やめよう!!!!

35歳目前にして専業主婦生活スタート!←いまここ

大きくなって、10歳にもなれば友達と過ごすようになるだろう。
私もお母さん業やりながら、また自分中心の世界に戻っていく日がくる。

それならこの先10年、推しファーストの人生を送ろう!!
仕事も推し活できる範囲でやろう!
推しより大切なものはない!
推しは推せるときに推せ!!

…すまん旦那、働いてくれ。

※「このまま社会復帰して一緒にいる時間を減らしたら死ぬとき後悔する!頼む!!」と懇願して理解してくれた旦那ありがとうお前がナンバーワンだ


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