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【J2第35節 vs水戸 レビュー】合わせざるを得なかった前半、修正出来た後半

すげぇ!!正直よく勝ったなと思います。
かなりの辛勝でしたが3連勝で1位との勝ち点差は6となりました。Twitterでも言いましたけど、残り7試合で6ポイント差はひっくり返せない差じゃないですよ。直接対決もありますし。

それでは振り返りいってみましょう!(ちょっとだけ記事にアップデート入りました。)

1.試合概要

▫試合情報:J2第35節 水戸ホーリーホックvs大宮アルディージャ @ケーズデンキスタジアム水戸 14:00 K.O.
▫試合結果:水戸 2-3(2-0/0-3) 大宮
▫両チームのスカッド:

前半30分頃から大宮は4-4-2に変更。

2.水戸の守備/ハイプレス(前半)

前半の水戸はとにかく即時奪回&カウンターでした。そのために守備の整備をしっかりとしていたと思います。

前半の大宮はボールを持ったら、CBとCHでボールを回していました。そこに対してCFとSHでハイプレスに行き、奪い切るorロングボールを蹴らせていました。
大宮にはシモヴィッチというJ2でもトップクラスのターゲットマンがいるので、ハイプレスをかけると簡単にロングボールを蹴り込みます。
そのシモヴィッチに対しては宮を中心にCBが出足良く競り合い、こぼれ球をCHがかなり高い確率で回収していました。
前半は大宮の最終ラインが、大宮側が意図していない形でボールを蹴り込む事が多かったので、普段セカンドボールを回収する役である大宮OHがCFから離れた位置でプレーする時間がかなり増えてしまいました。

さらに水戸のプレスがハマった時は上図のような4-1-5の形を大宮が作る前に大宮の最終ラインにロングボールを蹴らせて回収していました。
4-1-5の形をとる前に蹴らせると大宮のCFとOHの距離はさらに離れ、シモヴィッチ1人で収めなくてはなりません。
シモヴィッチ1人に対して、水戸は完全に準備のできたCBとCHとで対応できるので、当然そこの勝率は水戸側が高くなります。

3.水戸の数的優位を活かしたサイド攻撃

大宮のスタートの基本フォーメーションは3-4-2-1ですが、水戸は4-4-2でした。という事はつまり、大宮はサイドで基本的には数的不利になります。水戸の攻撃はそこをいやらしくついてくるものでした。

まず最終ラインでビルドアップしている間に水戸のSHが中央に絞ってHV-WB間にポジションをとります。
最終ラインからSBにボールが入ります。そこからSBは基本的に縦に仕掛けていきます。
この時3バックはCFにピン止めされているため対応しにくい状況にあります。なのでここへの対応は基本的にWBがすることになります。
SHがチャンネル(HV-WB間)ランをします。先ほども述べた通り、ここでも3バックは非常に対応しづらい状況にあります。
水戸SBには図中の①と②のパスコースがあります。図には描かれていませんが普通にクロスをあげるという選択肢もあります。
水戸のSHに対しては大宮はCHかOHが対応していましたが、後手に回ってしまう事もしばしばありました。

攻撃(ビルドアップ)をすればハイプレスに嵌められロングボールを蹴らざるを得なくなって奪われて、守備をすれば数的不利な所をつかれ続けるといった状況か続いたので前半途中から4-4-2にする他ありませんでした。

4.後半開始時の大宮の修正

恐らくですが、もっとシンプルに始めからロングボールを使うようにという指示が出ていたのではないかと思います。実際、少し乱暴な言い方をしてしまえば大宮の1点目なんかは「縦ポン一発とイッペイの個人技」ですしね。
そこで、前半ほぼ完璧に抑えられていたシモヴィッチを下げてフアンマを投入しました。
フアンマはシモヴィッチよりも「動いてボールを受けること」が得意です。この試合では相手の激しいマークを掻い潜らねばならないという事や風といった気候的な条件も合わさってかなりCFは動かなくてはなりませんでした。

次に、セカンドボールをより多く拾うことが指示されていたのだと思います。具体的にはSHを中央に絞らせる事CHも動員する事が挙げられます。
そして2点を追う展開でしたので、SBも高い位置に上げてSHが中央に入った分のスペースを埋めつつ、セカンドボールを拾わせようとしていました。
そこで、前半で執拗にマークを受けていたリンクマンである小島を下げて、全体的なバランスを取ることに優れ、1人でもボール奪取が得意な石川を投入しました。
それにより、三門が積極的に前に出てボールを回収するシーンがかなり増えました。

最後に「シンプルに始めからロングボールを使う事」に付随してですが、早く陣地回復をして奪われてもハイプレスをかけることで攻撃に厚みを持たせようとしていたのではないかと思います。
代表的な事例としては2・3点目のシーンがあげられると思います。
いつも大宮はハイプレス&ショートカウンターを狙いとしていますが、今節の後半に限ってはそれをもっともっと激しくやっていました。

まとめると、後半開始時には3点の修正の指示が出ていたのではないかと思います。

①ロングボールの積極的な使用
②セカンドボールの回収率UP
③"超"ハイプレス&ショートカウンター

これらの事をなんとな〜く頭に入れた上で、次の章に行ってみましょう。

5.偶然じゃないゆりかごへの軌跡

■1点目

動画を見てもらえれば分かるかと思いますが、この得点は①ロングボールの積極的な使用②セカンドボールの回収率UPの狙いが当たった得点だと思います。
最後はイッペイのゴリゴリの個人技ですが、フアンマ・奥抜・茨田がセカンドボールを回収出来ない状況であってもSBの櫛引がセカンドボールを回収出来るポジション取りをしています。

■2点目

この得点は③"超"ハイプレス&ショートカウンターの狙いが当たったものだと思います。
最終的に奪取したのはドリブルしてきてそのまま左サイドに残っていたイッペイですが、ボールを持っている水戸の選手の対面である奥抜・茨田はもちろんプレスに行っていますし、その次は酒井・三門という選手たちも状況によってプレスに行ける位置取りをしています。

■3点目

これも2点目同様、③"超"ハイプレス&ショートカウンターの狙いが当たったものだと思います。
ところで、③"超"ハイプレス&ショートカウンターの狙いは攻撃に厚みを持たせる事ではないかと私は先ほど述べました。
このシーンでは、ボールサイドにはプレスをかけた奥抜・ボールを回収した三門・クロスをあげた酒井がいて、PA内にはCFとSHが計3人います。
その上でゾーンディフェンスの原則上捨てざるを得ない大外にSBの櫛引が入ってきています。
そりゃあフリーになりますよね。あのシュートはすげぇの一言ですが、そこに至るまでのプロセスがかなり良かったのではないかと思います。

6.最後に

今節は前半ボッコボコにされて、後半に大逆転をしたので、まるで奇跡のような勝利でしたが、ちゃんと逆転できる修正とそれを実行出来る技術があったから勝てたのではないかと個人的には思っています。
まぁ普通に負けてもおかしくない試合ではありましたが。

さて、本記事は画像レイアウト等に変更がありましたがいかがでしたでしょうか。
今まで使っていた戦術ボード(Football tactics)のサービス終了が近い将来ありますので、このnoteも徐々に他のものを使っていくようになっていきます。
上手く使えるか不安だぜ☆

そして次節はホームで福岡戦ですね。
特大台風予報が出てますがやるんでしょうか。まずは選手達の安全確保を第一に適切かつ迅速な判断がされることを願うばかりです。
10月12日にやるなら勝つし、やらないならまた別日に勝って欲しいですね!!!

あ、福岡戦のレビューはお休みします。ごめんなさい。

7.宣伝

Mexico氏の水戸戦レビュー

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