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新NISAの成長投資枠候補 米国?インド?さぁどうするか


前提

つみたて枠は多くの人がS&P500か全世界だと思う
僕は一時期S&P500だったんだけど今はオルカンでつみたてていて、多分新NISAもオルカンの予定
なので、成長投資枠の候補はつみたて枠をオルカンにしていることを前提に考えています

候補

  • NASDAQ100

  • FANG+

  • インド

それじゃあ細かくまとめていこう

NASDAQ100

株をやっている人も普段から株は触ってないよという人も聞いたことがあるNASDAQってなんだろな?
NASDAQ100は、アメリカの証券取引所であるNASDAQにおいて取引される上位100銘柄からなる株価指数で、その中身は半分近くを埋める情報技術、コミュニケーション・一般消費財サービス、ヘルスケア、小売業などの成長性の高い企業が多く含まれています

NASDAQ100を構成する代表的な銘柄としてApple、Amazon、Microsoft、Google、テスラ、エヌビディアなどこれからもバンバン成長する力を持っている技術系の銘柄が上げられます

強み

アメリカどころか世界屈指の大企業を代表的な銘柄として構成している
正直NASDAQ100の中でも特に上位の企業なんてまずつぶれる心配をしないぐらいの安心感がある
特に情報化社会になって久しく、IT系のトップ企業は今後も世界をけん引していくこと間違いないだろ
S&P500よりも指数は強く、オルカンで分散しているけどしっかりボラも取りたいなら候補として有り

Yahooファイナンス参照 S&P500とNASDAQ比較チャート

NASDAQ100が見当たらずNASDAQで比較
時にはショックで下げることもあるが、青のS&P500もしっかり上げている
そして、NASDAQはさらにそれを上回るように上昇
NASDAQ100はNASDAQの上位100銘柄で、ピンクのNASDAQのチャートよりも圧倒的に強い
米国でも特に強い情報技術やコミュニケーション・サービスの多い構成比率で、今後の成長はまだまだ期待できる

弱み

成長を期待されているテクノロジー関連企業に重点を置いた構成銘柄なので、どうしてもセクターが広いとは言いづらく、そのセクターに対しての何らかの問題があれば指数全体に影響をきたします
まぁ逆に国策などでそのセクターに対してプラスとなる材料があれば指数全体が上がる可能性があるので、強みにもなりえる部分ですが、それによってボラティリティが激しくなると、持ち続ける事にストレスを感じる人もいるかもしれませんね
まぁそのあたりは長期投資ということで

投資ファンド

  • インデックスファンド NASDAQ100 (日興アセットマネジメント)

  • eMAXIS NASDAQ100 インデックス (三菱UFJアセットマネジメント)

  • iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス (大和アセットマネジメント)

  • ニッセイNASDAQ100 インデックスファンド (ニッセイアセットマネジメント)

このあたりがよさそうかなと思います

信託報酬安い順で
ニッセイ(0.2035%) < 三菱UFJ(0.4400%) <日興(0.480%) < 大和(0.4950%)

トータルリターンは3年目まで出ているのが大和と日興だけ
三菱UFJは1年目まで、ニッセイは6ヶ月目まで出ています
トータルリターンはそこまで大きく差はありませんが、強いて言うなら6か月目だけの数字を見ると最も新しいニッセイが一番数字がいいです
とはいっても、出たばかりで今後どうなるかはまだまだわかりませんので、その点要注意ですね

FANG+

米国株式市場の中でも特に高い成長性を有している銘柄で構成
iFreeNEXT FANG+インデックスのファンドレターには年初から2023年6月末までの実に半年でS&P500指数は16%上昇させていたのだが、その上昇の13%はFANG+指数構成銘柄の上昇によってもたらされたとのことです

長期投資は数十年間持ち続けるので、その中のたった半年だけで将来が保証されているとは言えませんが、そのわずか半年間米国株式市場の中心ともいえるような銘柄を多数含んでいると考えると胸が躍ります

FANG+の構成比率は半分近くがコミュニケーション・サービスで、残りが一般消費財サービス、情報技術

こうしてみるとNASDAQ100以上に偏ったセクターです
コミュニケーション・サービスというのはGoogleやネットフリックス、meta等
一般消費財・サービスはテスラやAmazon等
情報技術はMicroSoft、Apple、NVIDIA等
名だたる企業です

強み

FANG+指数の構成銘柄は圧倒的な研究開発費と投資をしていることで、とてつもない成長性を誇っている

iFreeNEXT FANG+インデックスのファンドレターより参照

FANG+構成銘柄の研究開発費はS&P500と比較しても圧倒的であることは間違いありません
また昨今何かと話題になるM&Aや投資にも積極的なのも会社を大きくさせている一端かと
今年話題になったchatGPT
OpenAI社への出資企業といえばそう、MicroSoftです
こういった企業で構成されているというのは今後ますます上げていきそうな気がします

弱み

NASDAQ100とほぼ同じで、リスクが集中してしまうこと、ボラティリティの激しさがあります
また、成長企業への期待値が過大になることで、本来の企業価値以上に価格が高まりすぎると怖さがあります

NASDAQ100とFANG+はどちらも弱みの部分が似ていますがリスクとリターンで考えたとき、より激しいのがFANG+なイメージですかね
NASDAQ100はNASDAQ指数の上位100銘柄のため、なんだかんだで通信や小売業等、幅広いセクターが含まれていますが、FANG+はテクノロジー関連の大手企業か成長性が高い一部の銘柄なので、その違いには注意です

投資ファンド

調べたところFANG+は一つしか見当たりませんでした
もしほかにご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります

  • iFreeNEXT FANG+インデックス (大和アセットマネジメント)

信託報酬は0.7755%と先のNASDAQ100に比べてかなり高くはありますが、そもそもNASDAQ100よりも圧倒的にトータルリターンが高く1年のトータルリターンが62.53%と驚異の数値です
とはいえ、これだけそれだけボラティリティが激しいため、SBI証券に記載されているトータルリターンを見ると、6ヶ月で32.35%、1年で62.53%、3年で21.95%とすさまじい落差です

先のNASDAQ100と比較してみましょう
投資信託会社は同じ大和アセットマネジメントでiFreeNEXT NASDAQ100インデックス
6ヶ月で21.54%、1年で25.51%、3年で21.98%
このようにあまりかけ離れた数値になっていません
この数値違いはNASDAQ100を選ぶのか、FANG+を選ぶのか判断基準になりそうです

インド

最近投資の世界で何かと話題のインド
あえて新興国株式市場に対しての分散ではなくインドに投資するのか

人口 is パワー!

やはり人口が増え続けていることが大きいですかね
国連の推計によるとインドは2023年4月末で人口が14億2577万人に達し、中国を追い越して世界1位になっています

いやいや、中国も多いしまだこの先はわからんよね?と思う人もいるかもしれませんが、はっきりしていることがあります

2023年において中国は出生率1.45人でインドは2.07人
人口でトップ争いをする2カ国のうち、方や人口が減り続け、方や増え続けていくことになります

学生時代何十回かは見たであろう人口ピラミッドにも出ています
インドはつりがね型、中国はつぼ型
これが意味するのはインドは若く働けて、消費の激しい年齢層が多く、中国は少子高齢化が進んでいるということ
消費の激しいという表現はネガティブじゃないの?と思うかもしれませんが、働いてお金を稼げる層の消費が激しいということは物が売れる、経済が回るということ
少子高齢化だと、年配の人を支える人たちが少なく、高齢者は医療などでお金がかかりますすよね
こちらもある意味消費は激しいですが、厄介なことに働いてお金を稼ぐには厳しいわけです

お金を稼げないのにお金がかかるとなると節約をしますよね
何を節約します?
そりゃ趣向品や贅沢じゃないですかね?
命と天秤にかけりゃそうなります
そうすると…

  1. 物を買わない、サービスを利用しない

  2. 企業はもうからないから生産を抑えたり、給料が増えない

  3. 給料が増えないからやっぱり贅沢ができない

延々とループしてしまうかもしれません
お金を稼げて使う人が多いとどうなるか

  1. 物を買う、サービスを利用する

  2. 企業はもうかるから更なるサービスや品質の向上、給料が増える

  3. 給料が増えるから子供も育てやすい、新たに物を買える

まぁかなり雑に表現していますが、こんな感じかな
ちなみに発展途上国の経済が潤うと布おむつから贅沢な使い捨ての紙おむつに切り替わったり、自動車の需要が高まったりします
インドの経済が上がるということは日本の企業にもチャンスが!というのは余談なのでこの辺にして
このように経済が順調に上がっていくためには人口の数だけじゃなく年齢別の人口比も重要となります
インドは数も比もどちらの意味でも期待されています

強み

何よりも成長への期待です
世の中米国のように成長を重ね続ける大国もありますが、先進国の中には日本同様少子高齢化に悩まされていたり、成長が鈍化している国もあります
比べてインドは若い人も多く、これからまだまだ成長していく余地ばかりです
また、発展途中の国にあることですが、インド株インデックスのNifty50やSENSEXの基本的な構成銘柄は多くが銀行セクターになっています
FANG+を先に読んだなら「え?情報技術系じゃないの?」と思うかも
でも発展している最中の国ではインフラを整えたり、ベンチャー系の企業もお金を借りて成長をしようとします
そういった国では銀行セクターが非常に強いわけです
しかし、銀行セクターだけではなく様々なセクターも入っているため、FANG+と異なり特定のセクターというよりは、大きく成長する国に投資しているという考え方ですかね

弱み

急速に発展、成長をしているインドの経済は魅力的ですが、政治面での不安定さは投資にも少なくない影響を及ぼします
米国は何度沈んでもその後超回復するという実績を何度も築いてきたのに対して、インドがどれだけそういった力を持っているかは不透明です

投資ファンド

  • SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (SBIアセットマネジメント)

  • iTrustインド株式 (ピクテ・ジャパン)

  • イーストスプリング・インド・コア株式ファンド (イーストスプリング・インベストメンツ)

このあたりがよさそうかなと思います
信託報酬安い順で
SBI(0.4638%) < ピクテ(0.9,828%) < イーストスプリング(0.9905%) < 大和(0.4950%)

トータルリターンは3年目まで出ているのがピクテだけ
イーストスプリングは1年目まで、SBIに至っては9月から始まったので6ヶ月目すら出ていません
実はSBIの方はNISAとは関係なく2万円分開始当初に買ってみました!
今のところ赤字です!
うーん思ったほど直近は伸びてないですね…

まぁこういうのは長期投資なので…
それに、圧倒的なまでに信託報酬が安いのも事実です

その他の差異として、どういった投資をしているのかというのは一つの判断材料になるかと

SBIは流動性や取引規模においてインドを代表する30社に投資
S&P BSE SENSEXインデックスに連動しています
ピクテはファンダメンタルズ分析で安定した成長をする企業を選ぶアクティブファンド
イーストスプリングは消費、インフラ関連株式へのアクティブファンドです

ほんとうならiFreeNEXT インド株インデックスも信託報酬が安いうえに、インデックスファンドなので候補にしたかったんですが、多分これNISAで使えないようなんですよね…
できればこれに投資したかった…

インドならインデックスファンドか、ファンダ分析のアクティブファンドか、消費、インフレ関連のアクティブファンドか
好みで決めるのも一つかな

僕はこの中なら信託報酬が安いうえにインデックスファンドなSBIかなぁ…
最初買ったのが少なくとも黒字であれば堂々と選べるけどまだちょっと悩みます

資産の分散と投資信託会社の分散

NISAを選択した人なら資産の分散なんて飽き飽きするほど聞いていると思います。
それとは別に投資信託会社の分散というのもあります

資産の分散とは異なる資産クラスや市場、地域、セクターに投資することです。

投資信託会社の分散とは、同じ指数や市場を対象としたインデックスファンドを異なる信託会社から購入するということです。
といっても無理に同じ指数でやらなくても意味はあります
例えば僕の場合つみたて投資枠は三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式を購入するつもりです
そこで成長投資枠を三菱UFJ以外の投資信託を利用するということですね

それにどういったメリットがあるのかというと、
信託会社特有のリスクや信託会社の経営や運用方針による影響を低減することが可能です
世の中絶対ということはありません
信託手数料が業界最安値だから全部同じ投資信託会社にしたときに、その会社に何か良くないことが起きたりすると、まとめていたが為に大ダメージになってしまいます
めったなことが起こることはないと思いますが、リスク分散という意味では検討の余地があるかもしれません

結論

正直今も悩んでます
オルカンはリスク分散を考えてのこと
今回候補に挙げた3つはオルカンのリスク分散に対して、よりリターンを得るためいずれも成長性を期待してのものです

オルカン自体米国銘柄の割合もかなり多いわけです
FANG+はその中でも特に対象のセクターを狭めて、特に今後の成長性が期待されている企業を選んでいます
NASDAQ100はFANG+程ではありませんが、オルカンやS&P500よりも大きなリターンを得られる上に、FANG+に比べると分散されています
米国に強いこだわりがあるのであれば上記二つから選ぶのは良さそうな気がします
逆に米国にばかり集中してしまうことを懸念するのであればインドはかなり有効だと思います

さて…どうしたものか

まぁやって損はないと思うので成長枠投資も活用したいものです

それじゃ今回はこれぐらいで
初めてのnoteでした

また何かアップしたとき見ていただけると嬉しいです

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