【人間】果たすべき事
人はあらゆる本性を心の中に備えている。
誰もが聖人になる可能性があれば
残酷で無慈悲な人間にもなれる。
人によって、表出する本性の多寡や質があり
それによって、人の個性が表れる。
そして、表に出る本性は
些細なきっかけで変わってくる。
誰もが瞬く間に、慈悲深い人になれ
また、悪人にもなれる。
その人が、善人なのか悪人なのかは
人生の本質には、あまり関係ない。
誰もがどのような人にもなれ
それと同時に
どのような人でも、御心を果たすことができる。
善人は善き人のままで
悪人でも邪な人のままで
神から賜った仕事を成すことができるのだ。
人の心は風見鶏。
容易に望む人間にはなれない。
だが、己が理想に程遠くとも
人類にとって有意な仕事をすることはできる。
己の悪しき点を改善しようとして、あがき
いたずらに悩み苦しむよりも
どんな生き方が、神や世界から期待されているのか
そのことを悟り
そして、期待に応えるべく事に仕える。
そんな事が肝心なのではないのだろうか。
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