上野毛駅近くの富士見橋

　足立区から飛んで世田谷区の東急大井町線上に架かる富士見橋です。東急大井町線上野毛駅から歩いてすぐです。こちらは国土交通省による「関東の富士見百景」に選ばれていますが、ややこしいことに同じ世田谷区でやはり鉄道路線上に架かる富士見橋が成城学園にあり、これは昨年ご紹介しました。

　富士見橋手前からすでに富士が見えます。富士の下に見える橋が富士見橋です。2003年に橋を架け替えた際に幅員を広げ、富士山の眺望スペースも作りました。額縁まで入った成城の方が気合が入ってますが（笑）。

　こちらが富士見橋の上からの富士です。この日は冬型気圧配置が強過ぎて、富士に雪煙や雲がかかってしまいました。下を走る大井町線は、武蔵野台地上の上野毛駅から多摩川べりの二子玉川駅に下るために深い切り通しの中を通っています。このため富士山方向に遮るものがなくよく見えます。
　しかし富士山の両側には高層ビルがあり、この位置によってはこの眺望は危ういところでした。右が二子玉川駅前の商業施設二子玉川ライズで、左は楽天グループの本社、楽天クリムゾンハウスビルです。果たしてこの隙間は意図的なものなのかどうか？　意図的だとしたら素晴らしい。

　アップにするとこうです。神奈川県出身の私には懐かしい丹沢山上の富士です。富士山の右、一番高いのが丹沢山系の最高峰蛭ヶ岳（1673メートル）です。ここからの富士山の眺めも最高です。

　線路上の展望ですが、成城学園の富士見橋と違って、線路がかなりくねっています。イメージとしては同じ大井町線の大岡山付近からの富士の眺めと似ていますね

　そして富士見百景のレリーフと富士です。この「百景」はHPなどでは感じですが、レリーフはなぜか「100景」となっています。