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備えない防災 フェーズフリーの考え方

ご近所の高校で続いている
災害用マンホールトイレの設置工事 かれこれ2か月たちました。
(途中3月末から5月末に延長されました)

災害用マンホールトイレ
下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するもの

国土交通省

上の文をみると「単純に」マンホールをあけてトイレを置く。とかそんな簡単なことのように読めてしまいますが…
調べてみると、けっこう大掛かりなシステムでした。


備えない防災=フェーズフリー という考え方

この工事されていたマンホールトイレ
日常に使っている「マンホール(からつづく下水管)」を非常時には「トイレ」に使う。という、フェーズフリーの考え方の施設です。

「フェーズフリー」備えない防災ともいわれ
日常時の段階(フェーズ)と非常時の段階(フェーズ)がない(フリー)ためフェーズフリーと呼ばれています。
身のまわりにあるモノやサービスを、「日常時、非常時関係なく」どちらの場合でも役立つようにデザインしよう。という考え方です

いつもの。で、もしも。も使える

フェーズフリー品は日常時のいつもの生活で便利に活用できるのはもちろん、 非常時のもしもの際にも役立つ商品・サービス・アイデアです。

商品をデザインする立場として、
少しの配慮や工夫でフェーズフリーに使えるようにできるかな? と考える視点のひとつに入れていきたいと思います。


〇〇のために。とストックスペースの奥に「しまってしまう」のではなく、いつも使っているものが、「こんな風につかえるかも」「こんな時に役立つかも」という視点で見回し、
どんなものがどういうときに役に立つのかを考えられるよう癖づける。子どもたちと一緒に考えてみたいな。と思いました。

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