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【僕の心のヤバイやつ】恋は人を盲目にする

山田杏奈かわい過ぎるだろ!!


豚野郎になりたい。

そうすれば合法的にオタ活ができる。

しかし、あれはマンガの世界での話だ。

僕は現実を生きていて、創作の中には存在しない。

もし存在していたとしても、山田杏奈は中学生だ。

手を出すことはもちろん「かわいい」ですら黒に近い。

冷静になれ、素数を数えよう。


そもそもの話だが、山田は市川といるからかわいいのだ。

僕に市川の代わりは務まらない。

だからおとなしく読者に徹していよう。

そうだ!オタクでいよう!


急にこんな話をしたのは、当然今日のnoteに関わるからだ。

今日取り上げたいシーンは、マンガ『僕の心のヤバイやつ』9巻の冒頭で、進路に関する話をしている市川と関根にエンカした山田の顔芸のところである。

少しネタバレをすると、8巻で付き合うことになった市川と山田。

しかし学生としては修学旅行を終え、受験一色となる時期である。

そこでグループ内では”頭いい組”である市川と関根が志望校に関してワイワイと話しているところに山田が来る。

山田としては彼氏が他の女子と話しているところに出くわしたのだ。

しかし、ここで「私の彼氏と話さないで」なんて言ってしまうと関根との友情にヒビが入るし、市川に重たい女認定されることもある。

そんな山田の葛藤が、目から光が消え、不機嫌そうな顔をし、かと思えば目を見開いて焦り、不自然な笑顔を浮かべてその場を立ち去る「顔芸シーン」に溢れている。

その後「女の子としゃべってもいい。ご飯に行くのもいい。だけど遊びに行くのはダメ」という条件提示の場面となる。


わかりやすく言えば「嫉妬」である。

好きな人が他の異性と話しているところを見ると、やきもきする。

それが恋人ならなおさらだ。

ただ山田は勘違いをしている。

市川と関根にそういう関係は無い(9巻時点)。


「恋は人を盲目にする」ということなのかなと思った。

だけど違う気がする。

そもそも僕ら人間は、異性の心情をわかっていないし、同性の魅力もわからない

「コイツは友達だから」

そう言われても男女が二人でいるところを見ると「カップルか?」と思うのが人間だ。

男女の友情が成立するかは、その二人にしかわからない”感覚”の話である。

だから否が応でも男女が二人でいれば、カップルに見られる運命なのである。


そして仮に「男女の友情」が成立していたとしても、それは今だけの話である

どちらかが欲を出せば(主に男)友情関係は崩れ、応じるか退けるかの選択となる。

応じれば恋人になり、退ければ気まずくなり離れていく。

その見極めは相手が同性を魅力的に見ているかなのだが、同性の魅力はわからないものである。


少し話が抽象的なので、例を出して書いていこう。

僕に彼女がいるとして、その彼女が「友人だ」と言っている男性がいるとする。

その人と彼女はたしかに恋人関係には無い。

しかし、仲がいいのである。

そしてそれを見ても僕は手出しができない。

そりゃあ彼女には僕だけを見ていてほしい。

だけど世界人口の半分は異性であり、「男と関わらない」という生活は物理的に不可能だ。

だから僕は彼女を信頼する。

というかそれしか方法が無い。

だけど実際問題、彼女と男性の間に友情しか無いかどうかの判別はできない。

なぜなら僕にとって、「女性の心情」というものは宇宙のようなものだから。

そしてだからこそ、彼女がその男性をどう見ているのかという「同性の魅力」も掴めない。

人は元来ネガティブである。

そうやって最悪を想定することで回避を計り、気持ちを保ってきたから今日まで人類は生き延びている。

つまりはよ、彼女の目の前にいる男性は、僕より優れた男なんじゃないか?と思うのだ。

だから「他の男(女)と絡むな」という縛りを設ける人はいる。


でもさ、逆を考えればすぐわかる。

彼女がいて、生活の中にも女性はいて、関わることがある。

だけどその女性らは関わる必要があるから関わっているだけで、彼女に取って代われるような人ではない。

だから心配する必要はないし、心配させてしまったのなら僕が反省するべき点である。

自分のことならこうやってスッと理解できる。

なのだけど、大切な相手となった途端、この問題は複雑になる。

「複雑になる」というか「自分で複雑にしている」って感じだね。


「恋は人を盲目にする」は少し違うように思う。

恋をすると周りが暗転するのだ。

そうやって視界が遮られた状態で、視覚以外の感覚を頼りながら進まなければいけない。

見えていれば回避できることも、触れなければ存在を認知できない。

だから触ってしまう。

ただ、「恋」にもメリットはある。

相手の感覚も情報として使えること。

一人ではわからなかったことも、二人いればわかるようになる。

盲目のようで広い視野を持っている。


何を言いたかったのかを忘れた。

これは僕が一人だから見えていないのかもしれない。

例え話とはいえ、彼女を持てた数分は幸せだったな。

泣きそう。


以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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ではまた😭



【男女の友情について】


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