20190304アート思考トップ

「読者から、仲間へ」~日経新聞がCOMEMOで取り組む、新しいコミュニティのカタチ~

新聞の販売部数が減少し続ける「新聞逆境時代」、新聞各社がさまざまな試みを行っているなか、日経新聞がはじめたCOMEMOは私たちに新たな価値提案をしてくれている。

COMEMOとは、note(ブログのようなメディア)でクリエイター(一般の書き手)がニュース・読書・イベントなどの感想を#COMEMOのタグを付けて投稿すると、日経社員が目を通し、いい原稿はCOMEMOサイトに掲載されるいわば「みんなでつくる壁新聞」のようなもの。

なかでもお目に留まった原稿は、なんと日経電子版のトップに取り上げられるという特典もあり、内容は日本が直面している本質的な問題から、個人的な興味関心を掘り下げたおもしろネタまで多種多様。
タイトルを読み流すだけでも、時代のリアルを感じることができる。

さらにネットだけでなくCOMEMOクリエイターが興味を引きそうな(いいとこ突いた)イベントも行なっていて、3/4(月)には原宿で「不確実性の時代にアート思考をどう活かすか」と題したセミナーを開催。

時代の先端を走る3人の登壇者によるトークが繰り広げられ、「ロジカル思考の時代からデザイン思考を経て、いまアート思考という概念も加わり、ビジネスがこれまでのように課題解決を目的とするだけでなく、時代の価値観をアップデートするような創造的な問いを投げかけることも必要になった」と、熱くユーモアを交えながら語られていた。
https://comemo.nikkei.com/n/n06114a79a4da?fbclid=IwAR1kwBcXUs4wNedtKSHg8Dxo2cvpelfQbUjmtfmxiw3c6V_ez7fol7IVLzs

COMOMEを通じて日経新聞が取り組んでいることは、読者を増やすことではなく、私たちと仲間になることではないだろうか。

"ネットで自主的に情報発信できる場と、リアルで知的好奇心を満たすイベントを融合した新しいコミュニティのカタチ”
その頼れるアニキ分的幹事さんが、日経新聞なのだと思う。

実際にCOMEMOに参加してみて、これまでちょっと遠い存在だった日経新聞が、いっしょに飲みに行ったらおもしろそうという身近な存在へと変わってきた。

COMEMOが私たちを、日経新聞の読者ではなく、仲間にする。
この心地よいつながりが広がることによって、日経新聞がこれからの新聞社の在り方を変えて行くのかもしれない。

あなたの人生をちょっとおもしろくする、サポーターになりたいなと。