電脳戦艦アゴスト 1-22
「あの子、本当にすごく頭がいいですね。メンテナンス端末経由でってのは目からウロコでした」
「そう?」
記録係の男性警察官が友莉亜に話しかけるが、友莉亜はまったくもって予想通りだったわよ、と言わんばかりの反応をする。
「そう……って……え? なにかありました?」
「頭がいいのはもちろんわかってるけど、注目しなきゃいけないのはそこじゃないわよ? 前家くん、明らかに不自然なこと言ったもの」
「不自然? ……すいません何のことだか……」
記録係はゆっくりをあたりを見回しながら考え