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名探偵コナンと半沢直樹に見る心理的効果(エッセー)

ここ2日間、auのサービスで動画を見ることができるので、久々に「名探偵コナン」の映画にハマっていました。

子供の頃はよく家族と劇場に足を運んだ記憶があります。いつも見に行く時は、ワクワクしていたのを今でも思い出しますね。でも、年を重ねるにつれて名探偵コナンはアニメも映画もあんまりみることがなくなってしまいました。

しかし、ふと疲れたなあとか、具合が悪い時に、ベッドやソファで寝ながら金曜ロードショーなどの名探偵コナンを見るとなぜか見たあとになんだかすごくすっきりとしていたり、元気を取り戻している僕がいます。

なぜ、すっきりするのでしょうか?

その答えを僕なりに分析してみたいとふと思い、記事を書いてみました。

その答えは『半沢直樹のようなすっきりとしたエピソード』がその理由ではないかと考えました。半沢直樹が流行った頃に、あの「倍返し」が人々の日々抱えるストレスを代わりに打ち破ってくれているのではないか?という考察記事を見たことがきっかけです。

名探偵コナンといえば、大体、前半に起こるのが殺人だったり爆発だったりと犯人の仕掛けた事件が炸裂します。

そして犯人は動機だったり、トリックだったりいろいろな謎をコナンや視聴者たちに残すのです。半沢直樹でもいろいろなトラブルなどが起こり、主人公の半沢直樹が様々な壁に打ち当たりますよね。

そんなトリックや壁を盛大に打ち抜いてくれる爽快さを両者の番組は持ってます。

それがなんだかとてもすっきりするなあと思う心理現象だと思うのです。

社会に対するもやもや、苛立ち、悲しさ、怒り、いろいろ抱えて日々を過ごすことって多いですよね。そんな中、犯人はきっと、僕らのそういった負の感情をぶちまけてくれるのではないかと思うのです。そして、その負の感情に対して、スマートでイケメンな江戸川コナンや工藤新一、時に、服部平次やキッドなどの主要人物がトリックの穴を見つけ、巧みに分析して解決しちゃう。その流れに僕たちは、自分たちの負の感情を載せ、彼らの活躍によって自分たちの負の感情を消化しているのかなあなんて思いました。

その他の例として半沢直樹を上げたのもそういう作品が世の中に受ける作品だということだと感じたからです。

逆に物語を作る上で、ストーリーの問題提起はとても大事ですが、読者が自分の身になって入り込んで、そして今現状の気持ちを打開するパワーを与えられるような作品を作ることが現代のストレス社会では求められているのかもしれません。もっと深く考えると、作品の中でストレスを打ち倒す主人公たちをみて、現実でもパワーをもらえる気もします。

僕は他のアニメを見ることも多いのですが、「鬼滅の刃」にもそういう効果があるのではないかと感じます。主人公の絶望な展開から家族や人間を鬼から救うべく立ち向かいそして倒す姿は、僕らに現在、自分が直面しているプライベート上の問題を鬼に投影し、主人公たちがその鬼を退治することで、逆境に立ち向かう力をもらったりするのではないかと考えました。

以上が僕の考察です。「半沢直樹や名探偵コナンは、自分が置かれている状況と重ね合わせた状態で彼らを俯瞰して見る事で、ストレスを和らげる効果あるいはそれ以上にストレスに立ち向かう力をもらうのではないか」というお話でした。

最後に断っておきたいことが2点。この話は別に僕の想像した考えであって何かの研究に絡んでいる訳ではありません。あと、半沢直樹をタイトルに出しておきながらあまり半沢直樹を見たことがありません。すいません。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

それではまた!!




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