自信ってなんなんでしょう。


字面から判断すると、
自分を信じるってことなんでしょうけど……。

でも、だったらなんで、自信がついたり、
自信がなくなったりするんでしょう。


人が一人一人違う人生を生き、
それぞれ違う体と性質を
持って生まれていることを考えると、

今回の人生での「私」という人間は本質的には
死ぬまで変わらないと思うんです。


信じている対象である「私」が
変わらないのなら、自信がなくなるってことは
ないと思うんです。


でも実際には「自信がなくなる」ってことが
起こる。

つまりそれは、信じている対象が
変化しているっていうことですよね。


この人生における「私」の本質が
死ぬまで変わらないのであれば、

信じている対象が「本質的な、ありのままの私」
ではない時に、

自信がついたり、自信がなくなったりするって
ことになりますよね。



「ありのまま私」は死ぬまで変わらないけれど、
逆にいうとそれ以外は変化し続けています。


だから、「ありのまま私」は変わらなくても、
表面上の「私」はその変化に対応して
変わっていきます。

そうしなければ、
この地球で生きていけないからです。


でもどんなに、表面が変わっても
「私」であることには変わりないじゃないですか。

健康だって、病気になったって、若くたって、
年老いたって、成功したって、失敗したって、
どれも「私」ですよね。


だから、「ありのままの私」を
信じているのなら、自信がなくなるはずは
ないんです。


だけど、もし、「表面上の私」を信じる対象に
してしまっていたら。

「表面上の私」は常に変化してしているので、
当然、「自信」も変化します。


つまり自信がついたり、
自信がなくなったりするのは

「ありのままの私」ではなく、「表面上の私」を
信じてしまっているからなんです。