私たちは二つの自分を持っています。


家で家族に見せる自分、
恋人や友達に見せる自分、
会社で同僚や上司に見せる自分……。

つまり外側の自分です。


社会の中で生きていく以上、
外側の自分を持つことは必要です。

だから、外側の自分があること自体はなんら、
問題ないんです。


ただし、大切なのは、持って生まれた
ありのままの自分、内側の自分があることを
決して忘れてはいけないということ。



外側の私は占星術で表すところの太陽。

自分のキャラクターだったり、人から
こういう風に見られたいっていう
理想の自分だったり。


だからよく見えるしイメージもしやすい。

だけど、その分、相手に合わせちゃったり、
自分ではない何者かになろうとして
苦しんだりしてしまう。


内側の私は占星術で表すところの月。

一人きりになった時の自分、ありのまま、
持って生まれたままの自分。


現代の私たちって、一人きりになる時間が
そもそも少ない。

一人きりの時間を過ごしていても、
家族のことや恋人や友達ことや
上司や同僚のことをついつい考えてしまう。

それって、意識は
一人になっていないんですよね。


意識が一人になって初めて、内側の自分
が感じられるんです。

そう、内側の自分って感じるものなんです。

だからすごく見えにくくてイメージも
しにくい。


でも内側の自分は、唯一無二の
誰にも何にも左右されない自分。


内側をちゃんと見て、
イメージできるようになると揺るがない強さを
手に入れることができるんです。



実際の月と太陽は、太陽の光によって
月が輝きますよね。

でも、私たちの中の月と太陽は逆。

内側が輝くことで無限のエネルギーが湧いて、
それが外側を輝かせるんです。