第二東京弁護士会知的財産権法研究会(平成30年度第6回研究会)

私が所属させていただいている第二東京弁護士会知的財産権法研究会の第6回研究会(2018年11月13日)に参加してきました。

「不正競争法訴訟の実務ー最近の裁判例からー」というテーマで、知的財産高等裁判所の髙部眞規子所長が講師でした。

不正競争防止法の中でも、主に営業秘密についてお話ししていただきました。
営業秘密は、営業秘密該当性(その要件である、秘密管理性、有用性、非公知性)について問題となることが多いですが、その他にも、営業秘密の侵害行為該当性や損害論、訴訟手続上の問題点等、難しい論点が多くあります。
これらの論点につき、わかりやすく解説していただきました。

また、データの保護ということで、新たに規定された「限定提供データ」(不正競争防止法2条7項)についても、解説していただきました。
相当量該当性や電磁的管理性についての判断については、今後の裁判例の集積を待たれるところです。

髙部所長もおっしゃっていましたが、不正競争防止法は様々なものが混在しており、整理するのが大変です。
この研究会を機に、不正競争防止法について、今一度勉強し直したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?