ミュージシャンにはなりたくない

どうも。ギタリストのくろきです。

どうしようもないイカれたでっち上げ記事ばかりなんで、ついつい僕の事を頭脳明晰で清廉潔白な高学歴高身長で人の痛みが分かる愛の心を持ったスーパーハイスペックイケメン人格者(高卒)だという事をお忘れになってる人もいるかもしれませんが、実はそれでもただ一つの欠点があるんです。

それはどうにもこうにも「金がない」というただこの一点に尽きます。にもかかわらず、空前絶後の金食い虫的趣味「音楽」を少々嗜んでおり、それのセイで貧乏に拍車をかけているってのは間違いないんだけれど、でもマッタク音楽を辞めるつもりはないし、アラサーになってなお一層も「うっわー。マジで金ねえー!!」なんて頭を抱えながらアロフォーまでの道を歩いていくんだろーなァなんて思っています。

しかし、これでもライブ経験iTunesやらでCD販売経験もあったり、音楽制作を行う親交の深い友人や僕自身もアプリとかで効果音やBGM制作などの仕事の経験があるので、お金を貰う事がプロというならば、プロとしてその界隈のハナシを聞く事もあるけれど、実のところ、音楽制作の現場なんて歌って踊るアイドルの立役者」みたいな華やかさとは一切無縁だし、やっぱ「モノづくり」に該当する話だから、僕自身もどっぷり浸かっているけれど、実際に手を動かすプログラマー案件よろしくの泥臭いキツイ現場がほとんどなんですよね。

泥臭いって言葉だけじゃ分からないかもしれないけれど、罪もないのにボロクソ言われて、貴重な時間を浪費させられ、二束三文の仕事を寝る間を惜しんで作業しても、一切誰にも褒められず、理解もされず、限りなく孤独で、限りなく奴隷に近い仕事をする現場だと思っておくと良いかもしれないですね。大袈裟かもしれないけれど。

うっかり「ナンダカ音楽制作って素敵でカッコイイ!」なんて幻想を持っていたとしたら、早々に打ち砕かれるハメになるだろうし、きっと僕のような音楽好きが高じただけの無名底辺クソサブカル眼鏡野郎なんて、そんな地獄みたいな仕事しか貰えないし、なんなら貰えるだけマシまである。

そんな地獄みたいな仕事になる一因として、そもそも「音楽」なんて単体での需要が今は一ミリもないから、ゲームやアプリなどの「商品」に対する付加価値、つまりはメイン商品の盛り上げる役だったり、アイドル(※ある種商品)をより良く魅せる為の一つのエッセンスだったりで活用される為、欲しい「音」やそういう要素が求められる仕事ってのは、無くは無いんだけれど、それってやっぱり「サウンド」がメインじゃあないんだ。

メインはあくまでも「商品」であり、アイドル(人間)なのだから、そちらに予算を賭けたいのは当然だし、ともなれば「音」なんて目には見えない曖昧なモノに大金かけようなんて思うハズがない。僕だって思わない。できるだけ安くあげたい!ってのは当然の心理だと思う。ビジネス的にね。

それに「音楽の仕事って素敵でカッコイイ」なんて単純にそう思って挑戦する人もやっぱ多いから、単価が安くても挑戦者は絶えないだろうって僕は考えている。非人道的な低賃金で買い叩いたとしても、「経験の為に!!」なんて言葉を糧に自身を安売りして手をあげる人は少なく無いんじゃないかな。あくまで予想だけれど。

だからそこにつけ込んで「そんな仕事を知ってるぜ!」って仲介業者の中抜きも横行してるって印象も勝手ながら持っていて、この音楽界隈っつーのは一度ハマると抜け出せないアリジゴクみたいな状況が出来上がりつつあるんじゃねえかと勝手ながら思っている。

結局のところ「表現や創作」なんかのクリエイティブなんて類ってのは、きっと鏡の向こうに映る何者でも無い冴えない男という現実を直視できない甘ったれた思考のおっぱい野郎が、甘ったれた挙句に、お手軽にすがりたくなるコンテンツな気がしてて、多分そんな甘ったれの勘違い大馬鹿野郎をカモにする為の包囲網ってのは、ガシガシに引かれてるって訳なんですよね。考える事はみんな同じっつーか、そういう感じなんだろう。いやはやホンマ、かなりお金にはシビアな世界ですからね。マジで。(時代かね~)

そんな時代の流れを後押しするように、最近でも某「カナブーン」的なベーシストが活動休止したり、とある「神聖かまってちゃん」のベースが脱退したり、超絶ハイスピードロングギターソロぶっ放しのド変態テク丸出し軍団のドラゴンフォースからベースの「フレデリク・ルクレール」が脱退したり、世の中は空前のベース脱退ブームになっており、その要因としては、やっぱ「食えない」ってのが大きいんじゃないかなと思ってます。

マジでお金にはシビアな世界なんで。

上記の記事でも要約されているんですが、「神聖かまってちゃん」のベース「ちばぎん」さん2018年11月に結婚して、その約半年後に脱退表明(年内脱退)をする事になりました。

「子供も生まれるし、このままの給料ではどうも厳しいな」という理由で。

「神聖かまってちゃん」くらい名の知れたミュージシャンでも、ハッキリ「金がねえ」っつってバンドを辞めるっつーんですから、そりゃあ僕みたいなフリーランスにお金が回ってくるハズが無い訳だし、そりゃあ底辺みたいな仕事しか来んのも納得だし、やっぱ甘っちょろい現実逃避で夢を追ったって「現実」ってのはそういうモンなんですよね。

どんだけ楽器が上手く弾けたって、どんだけ高度なプログラミングを開発したって、それらの技術を二束三文で叩き買いして作られた「ゲームアプリ」の方が金は稼いでくれるって話ですよ。

更に言えば、その総開発費「何百万!!」で作られたゲームアプリを実況する事で、その開発費以上の額を稼ぐYoutuberだっていそうな話だから、要は「上手くやる」ってのが、スキル云々よりもずっとお金を稼げるって事なんですよね。

それでも僕は音楽は大好きだし、今でも休みとなればDTMを起動してギターを録ったり、無駄に馬鹿高いプラグインやシールドやらエフェクタなんかの機材は買い揃えてはいるけれど、真っ当にデモテープ作って、リハスタで音合わせして、コンスタントにライブをやって、なんてミュージシャンを目指すフローってのは僕は今は全くやってないし、多分これからもやんない。

それでお金になるっつーなら、喜んでやるんですけどね!!正直、僕はお金があれば割と全てにおいてナントカなると思っているし、ガスや電気が止まった経験もあって、お金や余裕が無い恐怖を知っているし、フリーランスという個の力で、多分ほんのちょっとだけ社会とうまくやっていけている気がするから、やるなら自分にやれる事で戦って行こうと思います。

たまに「やってみないと分かんねーぞ!!」とか「何事も経験だ!」っつー詭弁を言い出す輩がいるけれど、そんなモンは社会の情勢やらを鑑みて経験する前に考えて、どうなるか結果が分からないと駄目な事もあんだよ!!やらんでも分かれ!!やる前に気付け!!

買わなきゃ当たらない宝クジじゃあるめえし!!

なんちゃってね。でも成功する人は成功するって話だし、実際どうなるかなんて分かんないけど、僕はどーにもこーにも人付き合いは得意じゃなくて、だから必然的に友達は少ないから、ライブやイベントなんかで刹那的にでもお客さんを呼ぶってのはどうにも不向きなモンだから、これからも「自分にできる事」で何かしらやっていきたいですなァ〜。

でも幸運な事に繋がった「人」には恵まれているんで、そのお陰でナントカ今日までやって来れてるってのは確かな事なんで、そんな人たちに何かしらをお返しできる日が来れば良いなァと願いながら、なんだか「らしく無い」事を書いてしまったコトを後悔しながら、今日やるべき作業が全く進まなかった現実から目を背けながら、もう寝ちまおうかと思います。

やっぱ夜ふかくに、なんか書こうとするのは良くないね。何が良くないってなんだか景気が良くない。雲行きが良くない!!!!

明日は晴れると良いなぁ〜!!!!

愛をくださ〜い!おうおう〜愛をくださぁい〜いえあ!!