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育児と仕事のパフォーマンスの関係(voicy聴いた時のメモ)

2020年春に出産し、約1年の育児休業を経て、今年の4月に職場復帰しました。
職場のスピード感に追いつかない頭、残業不可、子どもの体調不良で度々保育園からお呼び出し・・・日々何かと格闘する中、育休明けの仕事力低下を取り上げたVoicy番組を聴きました。
自分のこと?と思うくらい共感してしまったので、記憶に残ったことと、聴き終えてから考えたことを綴ってみます。

【聴いた番組】


ワーママはるラジオ byワーママはる
 #62 子供が産まれて、仕事力が落ちたと感じるあなたへ

【聴きとりメモ】

・育児休業を経て仕事に復帰した時、育休前にはしなかったミスをしてしまう、難なくできていたことができない、想定して対応できていたことが漏れてしまう・・・そんなことが続き「仕事力が落ちた」と感じることがある。
要因を考えたら「選択疲れ」と「達成欲が阻害された状態」に行き着いた。

・1つ目の「選択疲れ」。
人は1日に9000回ほどの選択をしているらしい。
今日はどの服を着るか?靴下は右と左どちらの足から履くか?通勤電車は何両目に乗るか・・・
ワーキングマザーは子どもの選択を代行しているので、2倍の決断をしているのではないか?
今日はどの服を着せようか?朝ごはんは何にするか?パンを出したけれどぐずっている、お米が良かった?・・・常に選択に迫られ、重要な決断を下すときには選び取る力が残っていない。

・もう1つはワーキングマザーが「達成欲が常に阻害された状態」に置かれていること。
食器洗い等、1人ならパっと終えられる家事ですら、手がびしょびしょなのに「ママートイレいっしょに来てー」と呼ばれたりしてちょこちょこ手を止めなければならない。やり切ってしまいたいのに中断せざるを得ないことが続き、自己肯定感が下がっていく。

・細かな決断はたくさんしているのに達成感は得られない状態が続いた結果、簡単な選択ミスや、やりきる力のダウンにつながっているのではないか?

・「選択疲れ」への対策として家事も仕事も効率化・ルーチン化・廃止を進めた。
日常的な家事や仕事で選択する機会を減らし、ここぞというときに決断するエネルギーを温存するのだ。
家事では
・朝ごはんのメニューを決める
・服装は1週間のパターンを決める
仕事では
・誰が行なっても同じ結果が得られるように手順をルーチン化する。
・意思決定を要するタスクは午前中に行う。
・決断をする時は一旦持ち帰る。(即決せず、落ち着いた状態で結論を出す)

・家電、マインドセットの変更等で達成欲が阻害された状態から脱却した。
家事では
時短家電を導入する
(食器を洗おうとするから中断するとストレスに。ならば食洗器にお任せしよう!)
育児では
・マインドセットを変えて「振り回されて良い」と思うことにする。
(大人が振り回されてくれる経験を通して子どもが安心感や信頼感を得るのなら、1~2分でも手を止めて子どもの要求に応えよう)
仕事では
・会議室にこもって作業に集中する。

・応急処置は「寝ること」と「自分の時間を持つこと」
選択する力ややりきる力を取り戻すための手っ取り早い対策は寝ることと自分の時間を持つことの2つ。
どちらも家族やシッターさんの協力が不可欠。

【考えたこと:仕事力の低下につながる?もう一つの要因】

食器を洗って手が泡だらけの時、絵本を持ってきた息子に「ちょっと待ってね」と言って大泣きされた日の夜、このvoicyを聴いて自分も考えてみました。
私の場合、「正反対の価値観を行ったり来たりすること」も仕事力の低下につながっているのかもしれません。
このような感じでしょうか。

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職場では効率重視、抽象的な概念の中で過ごしますよね。
前回の実績がこうだったので、次の案件でコストは、スケジュールは・・・とか、過去を判断材料にして未来の決断を下す機会がたくさんあります。今、ここに無いものを扱う。
一方で子どもと接するときは非効率で具体的なモノゴトが中心の世界で過ごします。
服を脱ぐのも着るのも、コップでお茶を飲むのも、効率を考えたら大人がやった方が絶対早い。けれど、子ども自身がやることで生活スキルを獲得するトレーニングになっているんですよね。
対照的な価値観を1日の中で往復するのだから、頭の切り替えにエネルギーを使って疲れるよね、と。
解決の糸口を見出すにはもう少し試行錯誤が必要ですが、まずは何にパワーを使い、疲れているのか?自分の置かれた状態を見つめる機会になったので、それだけでも一歩踏み出せたかなと思います。

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