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夏のかけらの寄せ集め

8月もあとわずか。
今年の夏ももうすぐ終わり、というところまで来ています。

夏にやろうと思ってできず後悔したこと、というお題のランキングがあるそうです。
ごはんを作りながらラジオで聞いたのでぼんやりとしか覚えていませんが、世の中にはたくさんの後悔を抱えて夏を終える人がいるんだなあと思いました。

ビアガーデンに行かれなかったこと。
バーベキューをできなかったこと。
海水浴へ行かれなかったこと。
まとまった休みを取らなかったこと。
お金をかけずに過ごせなかったこと。(これって夏ならではの後悔なんですかね?)
そして、1位は花火大会へ行かれなかったこと。

自分に引き寄せて考えてみると、後悔だらけの夏になってしまいます。
お盆期間も休みは取らず。
冷房の効きすぎたオフィスで身震いしながらキーボードをたたき、バーベキューも花火大会も行きませんでした。

さびしい夏なのかな、と思いきや、そうでもないんですよね。

お盆の間は通勤電車がガラガラで、いつもと違った乗り心地(のような気分)を楽しみました。
自宅のマンションからはビルにも隠しきれないほどの力強い花火を見られたし、みずみずしい桃やほくほくにゆでた枝豆もほおばることができました。
強い日差しの下であっという間にパリパリに乾いたタオルたちを取り込みながら爽快な気分になり、冷房で冷えた体で抱きしめた時のホカホカには幸せを感じます。

こまごまとしたことばかりだけれど、毎日ちょっとずつの夏が寄り集まった結果、今はそれなりに楽しんだ感覚になっています。
毎日ちょこちょこと「あ、夏だわ」と感じるくらいでちょうどよかったみたいです。

私は満足の沸点が低い人間なのかもしれません。
それはそれで悪くないと思っています。
小さじ1杯くらいの出来事で心は満たされるお得なヒトのようです。


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