君の背中

ただひたすらに真っ直ぐ前を見て
夢を追いかける君の姿に憧れて
かっこいいと思った
その裏にある努力も想いも
知りもせずに

街の喧騒
行き交う人々の間に埋もれて
普通の人なら消えてしまう
それなのにあなたは輝いていた
微かに聞こえた声に惹かれ
彷徨って
彷徨って
辿り着いた路地の向こうで
何の変哲もない街並みの中
力強い美しさが支配するステージに
一瞬で堕ちた私がいた

勝手に声が出た
あなたは私を見つけてくれた
無責任に
隣に立ちたいと願った

夢の意味も
大きさも
他人の想いも
何も知らないのにそれでも

隣に居てよと
手を伸ばしてくれたから

変わらなきゃ
変わりたい
あなたの隣に相応しくなれるように
意味も知らない夢を
一緒に見られるように
隣で支えて
時には背中を押して
胸を張って相棒と言えるように
力になりたいから

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