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人から学ぶということ

先日「PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024」を観て、考えたことがありました。

研修医が志子田先生をばかにしたような態度をとっていたのは、志子田先生から学ぶべきことはないと思い込んでいたのかもしれません。

確かに志子田先生は小児科医としてもPICUでの経験も浅いですが、若いわりに辛い経験を乗り越えてきています。
早くにがんで父親を亡くし、まだ亡くなるには若いであろう母親もがんで亡くしています。
命を救うためならどんなことでもしたい、あきらめたくないというところに、つながっていると思います。

大切な人を亡くすということがどういうことなのか、教科書や論文からは分かりません。
それを実際に体験した人からしか学べない、人からしか学べないことがたくさんあると思います。

それに、若いとか経験が浅いとか自分より年下とか関係ないんですよ。

植野先生は志子田先生に「いつも君は沢山のことを教えてくれる」と言っています。連ドラでも言っていました。
志子田先生も、心臓移植を待つ少年から、いろいろなことを学んでいるようです。

研修医の瀬戸先生と志子田先生が打ち解けて良かったです。これからが本当の研修の始まりですね。

実は私も20代で母を乳がんで亡くしました。そして、私も40代後半に乳がんの治療を経験しました。
縁あって現在がんのピアサポーターとして活動しています。
様々な患者さんやご家族のお話を聴かせていただき、たくさんのことを教わっています。

がん治療の経験は辛いものでしたが、私にしかできないことで社会貢献できる人間になれたことは嬉しく思っています。

連ドラを観た時に描いた絵です


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