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電気自動車 PHV充電ケーブル収納BOXの作成


プラグインハイブリッド PHV

電気自動車の普及に伴い、家庭でも充電して電気のみで走行できるプラグインハイブリッドや完全電気自動車が各メーカー様から販売されていますね。我が家ではPRIUSのPHVを購入しまして自宅で充電できるように家の外壁に200Vの充電コンセントを設置しました。
建築当初はそこまで電気自動車が普及していませんでしたので新築時は当然ながら充電コンセントは設置してませんでしたので、車両購入時に電気工事の仲間の方に配線と設置を施工して頂きました。
初の電気で走る自動車はとても快適で確実にガソリンを入れる回数は減っていきます。
むしろ家にコンセントがあるというだけで、帰ってきたら即充電しないと気が済まなくなってきたり、走行時には「あと何キロ走れるのだろう?」と気になったりして車の運転が楽しくなりました。
今は燃料代も割と高額になってきていますので電気自動車は需要があるのでは?と体感的に確信しています。
今回のDIYはプラグインハイブリッドPHV用の家庭充電コンセント200Vのケーブルを収納出来るBOXを作成していきます。
今回は、我が家のように200V充電コンセントが家の壁に露出であり、雨が降った時に多少でも濡れたり降りかかったりするご自宅にはお勧めできるかと思います。
ガレージや高価なカーポート等がご自宅に設置してある場合はあえてBOX等は作らずに雨に当たらないのであればコンセント露出のままでの使用が絶対にベストだと思います。

まずは200Vコンセントの設置

電気業者さんに新たに設置した電気自動車用コンセント

自宅に電気自動車用コンセントの設置を検討されてる方や、将来電気自動車を購入する計画のある方は新築時には配線工事も含め建築屋さんに依頼されてると思います。
自分も新築の建築現場には本業で毎日のように仕事をしにいきます。
今まで仕事をさせてもらってきた現場には半分以上の物件に電気自動車用コンセントが設置されています。
将来のためや、現在所有されてる車両が電気自動車やPHVなんだろうなぁーと思ってました。でも少し前の建築物件はそこまで多く設置されてる物件はなく、セットされてる方が珍しかったと思ってました。
なので、今ご自宅に充電用コンセントがない場合は後付けとなり電気の分電盤から新たに200vの配線工事と充電コンセントが追加で工事することになります。
相場的に6〜10万円と電気工事の仲間に聞きました。値段のバラツキがあるの、施工の難易度や配線の距離や設置場所などで金額が変わりますので事前に現場調査などでお見積もりをしてもらうのが一般的かと思います。
車両購入の時に電気工事事業者を紹介してもらって工事することもできるようです。
自分が契約するときに販売メーカーの営業さんにお声を掛けてもらいました。自分も建設業であると同時に職人仲間が有難いことに周りに協力してくれる方がいたので、販売メーカーさんに依頼することはありませんでした。
もし電気自動車購入してご家庭に充電コンセントをご検討されてる方は、よく販売先の車屋さんや電気工事店さんと打ち合わせをして相見積もりなども検討されるのが良いと思います。
工事業者によっても値段のバラツキもありますし、分電盤の交換も必要になることもあります。場合によっては10万円で収まらない時もありますのでよくご検討されてから工事なりコンセント設置を依頼するようにされるのが良いと思います。

実際に充電コンセントで使用した感想

自宅に設置してもらった充電コンセントを毎日のように使用していました。そこでひとつ思ったのが、ウチの場合は屋外の外壁にコンセントを設置。充電ケーブルは車両のトランクに毎回閉まっていまして出し入れしながら使用していました。
そこで思ったのが、毎回充電ケーブルを出してコンセントに繋ぎ充電して完了したらケーブルを外してトランクにしまう。この作業が面倒であると思うようになりました。
トランクのスペースは出来るだけ常に確保しておきたいです。
プリウスの場合はケーブルをしまうスペースが専用で確保してありますのでそこに毎回しまうのですが、このスペースが結構狭くて割と手間だなぁーと思っていました。
充電だけで近場に買い出しに行く時やちょっとそこまでくらいの場合は十分に充電した電気のみで走れるのでガソリンを消費することはありません。その代わり、帰ってきたら充電するというのが必須となりますが、その作業も面倒と感じます。
ガレージや屋内にコンセントがる場合は充電ケーブル差しっぱなしで適当に巻いて固めておけば良いのですが、我が家のように屋外で且つ、雨などの水に濡れるような場所にあると繋ぎっぱなしや出しっ放しはできません。
そこで屋外でもコンセントに充電ケーブルを接続したままで尚且つ簡易的にケーブルの出し入れができないかと考えました。
車両メーカー様にて、屋外においても大丈夫な専用の充電設備たるアイテムはあるのですがあまりに高額で手が出せません。
今回もやはり自作で何か作らなければ満足できそうにありませんでした。

屋外でもケーブルを収納できるBOXを作る

今回計画したのは、木製で外壁に設置した充電コンセントに合わせて箱を作成するといった感じの簡易的なものにします。雨に濡れずに尚且つ充電ケーブルを収納できて、簡単にケーブルの出し入れが可能な物を。。。。が今回のコンセプトです。
雨が降ってもコンセントやケーブルを濡らさない
ケーブルの出し入れを簡単に済ましたい。
ケーブルやコンセントの充電中に発生しそうな熱を逃す所も確保する
見た目も重要だけど最低限のコストで作成する
上記のような事を最低でもクリアして作成していきたいと思います

充電コンセントを囲うようにBOXを作成

まずは充電コンセントを濡らさない為にもコンセントの周りに囲いを作ります。材料は2×4材を使用しました。この木材で横と上とでコの字型に材料をカットしてビスで固定して囲いとなるBOXを作ります。
横の側の部分は1mで2本、上部にあたる部分は40cmでカットしました。
出来るだけ省スペースにコンパクトにしたかったので最小限にしました。

自宅の壁に取り付ける

自宅の外壁はサイディングですので(しかも煉瓦調なので凸凹してる)、直にBOXを作成して固定をしようにも取り付けれないのでホームセンターでL字金物を購入してBOXの側となる柱の部分を自宅のサイディングにビスで打って取り付けて固定していきます。 
ビスを打つときはシリコン剤をビス先に付けて、防水も兼ねてねじ込みます。
万が一にも大雨などで水がビスを伝って壁内部に入り込んで木材が腐るなどの事が発生してしまうので、打ち付けるビスと外壁のパッキンの意味で塗布してからビスを打ち込みます。

充電ケーブル接続プラグ部分の収納

次は充電プラグ部分(ヘッドの部分)をどのように収納しておくか?ですが、コの字型で作成した上の方に中間の棚となる部分を作成して少しケーブルが可動するように切り欠きを作りました。
切り欠きを作成した後に、さきに充電ケーブルを切り欠き部分に通しておいて中間の棚板となる部分を固定します。
金具は使わず単純に側の木材からビスで打ち込みます。ケーブルが動くことを確認出来たら、プラグ本体を切り欠きに差し込みます。これですぐにケーブルを出し入れは出来そうです。
切り欠き部分をケーブルの線の二回り位の大きさにしたので、プラグ本体のケーブル差し込み部分にすっぽりと収まりました。
中間の棚板から下のスペースはケーブルとコンセントのスペースとなりケーブルをしまうと配線がグシャグシャに収納されていきます。
なのでちょっと見栄えと大雨の対策として蓋を作成しました。見た目と簡易的な防水だけなので、9mmのベニヤ板をカットして貼り付けます。万が一のメンテナンスを考えて取り外しも出来るようにビスキャップが取り付けれる化粧ビスを使用してます。
ガッツリ固定してしまうと外す時に大変ですから、こちらも簡単に外せるようにしました。

プラグの収納場所の大雨対策と熱対策

コンセントとケーブルの部分の蓋は作成しましたがプラグヘッド収納部分は解放状態です。なのでコチラも雨対策が必要となりますので下部と同じように蓋を作成します。
ただ先ほどと同じように簡単に外せるとはいえ、ビスで固定すると充電するたびにビスを外すという手間が増えてしまいます。
簡単に素早く出し入れ出来るというコンセプトには反するので、違った方法でなければいけません。
簡単に出し入れできて、尚且つ雨対策で水の侵入を防ぐには?っと考えたときに、
扉を作るか?
引き出しタイプにするとか?(細かい設定は考えてません)
上部に丁番を取り付けて下から開くような蓋を作るか?
ヘッドを収納したときにビニールの袋を被せるとか?
等をかんがえました。結果どのようにしたかというと、A3のクリアファイルをカットして上部に強力な粘着のテープで貼り付けて、木材で挟み込むように固定となりました。これが意外と使いやすく感じて、中は見えるしピロっと開けば出し入れもしやすいし、紫外線でボロボロになってもすぐに交換もできるし、との事で名案だと思いました。これで、ケーブルの部分やコンセントと充電ヘッドの出し入れと雨対策は出来上がりです。

熱対策について

充電ケーブル自体にアダプタもありますし、大容量の電気を流すとも考えられるので、ケーブルやアダプタに熱が発生してBOX内部にも熱がこもることも考えられます。
正面の蓋を外せば解放されるので良いとは思いますが、通常は閉めたままででの使用を考えていますので、風や空気が通り道を作らなければいけません。そこで思いついたのが、外壁部分とBOXを少し離して固定する方向で考えました。
外壁のサイディングとの接続固定はL金物を使ってますので少し隙間を作ってL金物にドリルで穴をあけてビス穴を作ります。
全体的に2cm程、グルっと周りの隙間をあけてBOX固定をしました隙間があるとはいえ完全に雨の侵入を防ぐことはできないかもしれませんが、雨が侵入したとしてもごく僅かな量なので漏電は回避できると思います。
隙間をあけることによって風通しもよく熱も籠りにくくなると思います。ただ時期的に冬の時期の作成と使用ですので真夏の気温に対応できるかどうかは、様子を見ながら対策してく課題になりそうです。

仕上げに色を塗って見た目を変える

あとは仕上げにペンキで塗装しました。思わず黒色のペンキが余っていたので使用しましたが、先ほどの熱対策を考えると太陽熱吸収で気温が上がりそうなので別の色を買ってきて塗ればよかったです。。。
また今後の様子見として塗り直そうかと思います。
簡単な材料で、予算も掛けずに用途を果たしてくれているという面では満足できています。
毎日、走ったら充電を繰り返しても面倒だと思わなくなってきました。メーカー様や他でも製品として色々販売していますが、「高額でそこまではお金かけたくない」と思われる方は自作しても面白いかと思います。
DIYは愛着もわきますし、修理も自分で出来ますから楽しいと思います。今後の読者様の何かの参考になると嬉しいです

使用材料 2×4材×3m L金具×4個 クリアファイルA3 ペンキ黒


ペンキ塗りたて プラグ本体の蓋の部分にクリアファイルを使用
クリアファイルをめくって充電プラグを出し入れする

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