毎日世界に感情を揺れうごかされる。
地震なんてもんじゃないよ。感情の天と地は容易にひっくりかえって宇宙に投げ飛ばされちゃって、ばらばらに分解されてはぷかぷかと浮かぶ。
全部デリートボタンで消したいのに、なぜかまどろっこしく意識と感情は漂い続ける。このしぶとさ、ほかのところにいってよぅ。
でもね、空へと光の粒子となって舞い上がっていく感情たちは、いつまでも一緒にいてくれていいよ。とってもあったかいし、だいすき。もっとしぶとさを発揮して！

わたしは感情の揺れ動きがわりと激しいタイプです。
あなたはどうですか？　日々どんなことに自分の感情を乗っ取られますか？

みなさんのことも聞いてみたいなあ、と思いつつ、わたしの話をします。
よろしければ聞いてください！

友達に先日、感情が日々うるさいっていう話をしたら、「すっごいロマンチストだよね」って言われました。
えっ！そうかな？っておもったけど、実は自分でもうすうす気がついていました。
さすがわたしの友達、よく見抜いています。見抜かれました。

わたしはたぶん、すんごくロマンチスト。
だからこそ、感情の揺れ動きが激しいの。
みんなが心優しくて、愛と愛がひとびとを結んで、助け合う尊重し合うしあわせに溢れる世界。
こころのどっかでそれを望んでいるし、信じている。
みんながいつもいつでも幸せであってほしい。
だから、だからその分色んなことに敏感になるし、日々傷つくことが多い。

道端で知らないひとが誰かを罵っているのをみたら、悲しい気持ちになる。
周りでため息をついているひとがいたら、なんだか心がざわつく。
友達は笑わせてハッピーにさせたいし、だから自分の行動が間違っていなかったかしょっちゅう不安になる。
仕事においても、足手まといになってないかとか、気が利かなかったかなとか、感情の振動がとまらない！
ゴミを捨てる時も環境に悪いことしちゃったかな、ごめんねと思う。

でも、一方であまり感情を挟まず色んな状況を受け止められたり、すぐに忘れられる才能をお持ちの方もいるよね。
そういう才能のお持ちの方々にわたしもしょっちゅう、「考えすぎだって」とか「みんなそんなに人のこと気にしてないから、大丈夫だよ」と言われる。

ありがとう、ありがたい。そうだよね、わかる。わかってはいるんだけど、、！
でも、どうしても色々気にしてしまう。音や光、言葉に気配、誰かの動作に自分の行動、いろんなことに繊細になっては、ずっと考えてしまう。

それはなぜか。だってずっとわたしは心のどこかで理想の世界を描いているから。
みんなハッピーで笑顔あふれる世界。みんなが互いに尊重しあっていて愛が光る世界。
周りをハッピーにさせるわたし、互いに愛情をもって接している人々。
その理想と現実がずれて、ぼやけた断層をみせると、その分わたしの感情にも亀裂がはいりがち。
ぴたりと一致した完璧な世界にあこがれてしまっているんだなあ。

でもその理想の世界をあきらめたい？と自分自身に問いかければ、「否！」と子供みたいなわたしは心の中でさけぶ。
理想とかそんなん考えずに、現実だけに根を生やして、現実の光を浴びて日々をすごせば、こころはきっともっと平穏な海になる。

そんなことはわかってるし、そうしなきゃいけない時もあるな、ってもう大人だから知ってる。
ちゃんとそういう時は震源地を抑えてるよ、なんでもＴＰＯは大事だもんね。

でも、わたしは、全部まるっきり感情が平穏で凪な世界にしちゃうのはやめた。
自分の理想の世界を信じちゃうロマンチスト的性格も大事にしていこうとおもった。
感情の山と谷（特に谷）がはげしくて、そりゃもう大変だけどね、笑

自分でじぶんの性格をきちんと認められたからっていうのもあるけど、友達が「ロマンチストのままでいいよ。意外とめったにいないよ」って言ってくれたから。
「みんなが知らない感覚を持っている」、こう言ってくれるひともいた。

うれしかった！とっても。
そうだよ、われら感情ゆらゆら民族は、みんなの見てない世界を知覚しているってことだもん。
とってもロマンチックな理想的世界を心の片隅で知っていて、それをあきらめずに現実と向き合っている。ある意味では、そんな強さももっているんだね。
（じぶんを正当化しすぎかな？笑）

感情がぶくぶくと沈んでも、毎日浮き上がってきてるじゃん！
なんとか息継ぎしてるじゃん！すごい！たくましい！
われらも、人類の進化・生存の過程できっと立派な役目を果たしてきてるよ。
感情の揺れ、繊細な世界の感じ方、大事にしてみようよ～

途中から一人称がわれらになっているけど、仲間いるよね？
仲間がいるって信じてるからね！
いなかったらいなかったでオンリーワンの逸材だあ！

あーあ、感情のブレって、ネガティブに捉えがちだけど、すんごい純でロマンチックなものなのかもしれない！
揺れうごくあなたの心にも、もしかしたら少年少女な理想の世界が息づいているのかも？