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それって怒る事かよ

私はあまり怒らない。
相方をはじめとする周りの人達に言われるので、私の思い込みではないだろう。平然とし過ぎていて、驚かれることすらある。
だが、私としては、逆に、所謂、”直ぐにカッとする”タイプの心情が理解出来ない。
そんな人に出会ったり、場面に出くわすと、”それって怒ることかよ。”って思ってしまう。

自分が目覚ましセットを忘れて、寝坊したのを、「なんで起こしてくれなかったんだ。」と怒ったり、天候不順で飛行機がキャンセルになったことを、「どうしてくれるんだっ!」と旅行会社やエアラインに怒ったり、公共の場で、赤ちゃんがグズった声が煩いと怒ったり、コンビニのキャッシャーが手渡しでお釣りを渡さないなんて失礼だ!と怒ったり、とにかく、そのタイプは、自分が気に食わないことが発生すると怒るようだ。

みんな、あなたの為だけに生きてないんですよ。

そんな人に対し、私は内心呟く。

もっと、怒るところは他にあるだろう、と(心の中で)語りかけることもある。
例えば、わらしべ達が亀をいじめていたりしたら、そこは怒る場面だ。
力の弱い者に嫌がることを強要させようとする行為にも怒りを覚えて当然だ。自分には殺す理由もないのに、他人を殺させ、憎しみを発生させる戦争なんて、最も怒るべきことだ。

自分が自分の負の感情をコントロールすれば済む問題は、自分の中で解決しませんか?
人に当り散らした所で、誰も幸せになりませんよ。

え、俺が(私が)スッキリするって?

なるほど、そうかもしれません。
でもね、当たり散らされた側は、貴方に良い感情は抱きません。
軽蔑すらされるでしょう。
それって、貴方が望むこと?

ちなみに、これは私がニューヨークでツアーガイドをしていた時の経験なのだが、旅行中、予想外のトラブルに見舞われることがあった時、めちゃめちゃ、不機嫌になり、怒るお客さんに限って、ずっとトラブルが続くのだ。

逆に、「トラベルにはトラブルはつきものだから。」
なーんて、言って、トラブルすらも旅の醍醐味ぐらいに思ってくれるお客さんは、本当に”災い転じて福となす”的なことが結構起こる。

そんな科学的には証明出来ないけど、実際、あるよな〜ってこと(だから、きっと諺にもなっている。)からしても、やっぱり、短気は損気。

今日も怒る暇があったら、笑いましょう。




















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