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クリーニング屋はジリ貧な話。

やぁ、いらっしゃい。今日も元気かい。

最悪だよ。
今日の記事は全部出来上がった瞬間、手違いで全部消しちゃってさ。

最後の同じ文言分。
アレのコピペが最近うまくいかなくてさ。

どこかでやると思ってたけど、やっちゃったね。
もう一回同じ記事を書くなんてどうかしてるよ。最高だね。


クリーニング業界。


クリーニング屋さんを活用することはあるよね。

チェーン店なら、ちょっと足を伸ばせばよく見かけることも出来る。
個人店も、探せば見つかるんじゃないかな。

どうあれ、沢山の人が使うであろうクリーニング屋。

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クリーニングの事業所数は概ね8万店舗。
沢山あるが、徐々に数を減らしている。

市場規模としては、約2,700億円といったところ。
こちらは微増ということで、産業自体は衰退していない。

決して派手さはないが、堅実なビジネスだね。
今回はそんなクリーニング店のお話だよ。

個人店舗。


T氏はクリーニング店を営む個人事業主。

家系三代で引き継がれてきた歴史ある店舗で、3階建ての自社ビル。
1階には店舗。受付があり奥には工場になっている。

2階以上は住居になっている。

立地は駅直結の商店街の中にある。
入り口近くに拠点を置いているため、場所は良い。

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活気のある商店街。
朝や晩には非常に多くの人が往来し、活気がある。

店前には自動販売機を置いてあり、毎月これが数万円を生み出してくれるほど人通りとは価値を生む。

何だかんだ元気な商店街って各地に残っているもんだね。

価格争い。


T氏のお店はお世辞にも安いとは言えない。

一般的に多くオーダーが入るのがシャツ。
毎日ビジネスマンがシャツとスーツを着て、大量に消費される。

一週間溜め込んだシャツを持ち込む顧客は沢山いる。

ただ、昨今チェーン店や無店舗回収型のクリーニング店なども少なくない。
沢山の拠点から集められた衣類をトラックで一気に回収して周り、工場に持っていく。

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一箇所に集められた衣類を一気に洗浄を行い、まとめてアイロンがけ。
多少処理は粗くとも数をさばいていく仕事さ。

チェーン店はその効率から1枚あたり120円から150円くらいの金額で依頼を受けてくれる。安さとは正義だね。

T氏の店は奥が工場になっている為、17時の受付を追えると一気に洗浄を開始し、大きなアイロン台に広げアイロンがけ。

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ハンガーをセットし、カバーフィルムを巻いていく。
丁寧な仕事だ。だが、単価が高くなる。大体350円くらい。

徐々に剥がれていく顧客もいれば、丁寧な作業を評価され継続的に利用してくれる顧客もいる。

得も言えぬ不安感は拭えないながらも、費用を抑える事はできない。

ライバルの進行。


商店街の既得権益も今や昔の話。

新たに事業を始めたり、店舗をオープンするには商店街の議会みたいなのを通じ、会長に気に入られる必要があるなど忖度が求められるものもある。

とは言えこんなの今や昔の話。

今どきは商店街内の各テナントオーナーの意向によって、入居者は入ってくる。商店街会員の意見はあまり採用されず、入りたい業者が入ってくる時代さ。

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そんな中、商店街には名の通ったお店が並ぶようになった。
T氏の同業のライバルチェーンも例外じゃない。

圧倒的価格差による顧客の剥がれは免れない。
根強いファン顧客は続けてくれているが、それもいつまでのことか。

不安は拭えない。

T氏の葛藤は尽きないが、こればかりは時代柄仕方がない。
立地がいい分、撤退もしづらい。世の流れは無情だよ。

別の収益源。


日々、沢山のシャツやスーツ。
衣替えの時に出てくる衣類など沢山の受注が入る。

非常にありがたいものではあるし、尽きては困る。
とは言え、実のところここだけが収益源ではない。

基本的に、毎月定額で入る収益の柱がある。

介護事業者や医療関係など、多くの集合施設に顧客がいる。
毎日大量に出るリネンが対象になってくるね。

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1つの事業者に任せず、分散させる施設も多いため毎月の物量もある程度予測が出来る。量こそ多いが単純作業な為、T氏としてはありがたい。

目立つ汚れなどのシミ消しなどは得意な業務。
このあたりの細やかな仕事ぶりは長らく評価され、外されることなく細々と続けられている。

手間こそかかるが、その手間に他店との差別化があり、ライバル店はこの手間をかけるのも難しい。

この防衛ラインは越えられるわけにはいかない。
業務用洗浄は午前から行われる為、朝から昼はそちらの予定組がT氏のメイン業務とも言える。

これから。


コロナもあって、リモートワークも増えた。
シャツ姿で働く人もやや減少傾向。

とは言え、まだまだ一定数の需要は尽きることがないビジネス。

ライバルの台頭は気になるところではあるが、
細く長く頑張るお店もきっと沢山あることだろう。

T氏は今の仕事を次世代に引き継いでいくことに懐疑的。
これからの世代はこれからのテクノロジーをもって、したい事をしていくべきという考えの持ち主。

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そして、一番の不安が洗浄用マシン。
こればかりは先代からの引き継ぎ品の為、時代が進めば部品もなくなりメンテも対象外。

入れ替えとなれば高額な費用。
上がる燃料費。色々と懸念材料は目白押しな業界さ。

今はまだ機械も元気に稼働中。
しかし必ず訪れる未来。今はまだただ様子を見るばかり。

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