くろさん@

花(写真)、歴史(神社民俗学・古代史・神話)、音楽、古民家保存が主な範囲ですが「神社民…

くろさん@

花(写真)、歴史(神社民俗学・古代史・神話)、音楽、古民家保存が主な範囲ですが「神社民俗学」からの記録を残していきたいと思っています!

マガジン

  • 卑弥呼をめぐる!

    今まで、謎だった卑弥呼の正体、魏志倭人伝や古事記と言った従来の方法とは違う「道」から頂きを目指した紀行エッセイである!論文のノートでもある!

  • 花写人

最近の記事

驚愕の邪馬台国・九州王朝と伊豆那姫

〈石體さんと伊豆那姫をめぐって〉  小城で「石体さんを語ろう!」で石体さんと宇佐神宮の元宮・大元神社について二年間の空白を置いて調べた事が大きな契機となりました。というのも宇佐を調べた事から偶然、四国、とくに土佐に大元神社群を見つけたのが次なるステップへの始まりでした。  宇佐はもともと「水沼の君」磐井の治める所で、神功・崇神の九州侵攻で久留米・高良大社から宇佐へ「九州総社」が移されてしまいましたが、九州では二社ほどしか確認出来ない、その元宮である大元神社が海を隔てた土佐

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    • 石體さんと泣沢女命!

      「彌五郎どん」と山幸 ほとんど知られることのないこの二人の神、後で大きく変身(神)するのでお楽しみに!石體さんとは鹿児島神宮の元宮の石體神社の神様言わずと知れた「彌五郎どん」こと山幸=彦火々出見のことである。また泣沢女命は九州では、ほとんど巡り会うこともない女神だが、福岡県三潴郡(水沼)大木町に一社木本神社がある。とりあえず謎の人物としておきましょう。 小城の石體さんと鷹屋神社  石體さんは、九州を鹿児島から東回りと西回りで北上したらしい。九州で二社、鹿児島と宇佐神

      • 松浦佐用姫と卑弥呼宗女壱与!

         唐津の鏡山に登ったのは10月も終わりの頃だった。づっと昔登った記憶があるが、誰と何時だったかもう記憶が薄れてしまっていた。この頃はあまり歴史とか興味は無かった頃である。  文化財保護のNPOを立ち上げ、町おこしから地域の歴史に立ち向かうことになったのである。郷土史研究会にも所属し役員にもなり論文も随分書いてきた。松浦佐用姫は「弁財天」(化身)と聞いていたが改めて調べてみると 意外な所に行き着いてしまったのである。     鏡山にある「松浦佐用姫」の銅像と鏡山神社 松浦佐

        • 三人の天皇を祀る大中臣神社(小郡)

          疫病が流行り、自粛の日々久しぶりに近くの神社に出かけた。 『神社歴史散歩』①である。丁度「遙かなる神々」の続編が書きたまっていたので、「その後」(脱稿)として出版する予定である。その中から再度見直すべき神社がある。それが、小郡市福童にある「大中臣神社」である。  誰を祀るかと言うと扁額のとおり三神である。  春日大明神、大中臣大明神、住吉大明神。春日は天児屋根、大中臣は崇神、住吉は、住吉三神の表筒男・中筒男・底筒男である。ただ福岡県神社誌や明治史料、久留米藩社方開基にも記載

        驚愕の邪馬台国・九州王朝と伊豆那姫

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        • 卑弥呼をめぐる!
          17本
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        記事

          話しておきたい古代!①

           実は、「磐井の乱」を調べていて、風土記では筑紫の君磐井が破れてなくなったのではなく筑豊に逃れ、その後墓まで詳細に記載されていると聞いた。山家に阿部・磐井の祖=大彦命を見つけ、日田・玖珠を調査するにいたって、磐井の逃走経路では無く、謂わば拠点として言い換えれば「久留米の姉妹都市」として築かれていることを垣間見たのだった。(見出し写真は愛媛沖)  大彦命は「四道将軍の物語」として、娘・御間城姫を崇神妃として嫁がせ外戚として、将軍として息子とともに赴任している。このような「遠征

          話しておきたい古代!①

          玖珠町紀行・高良の神!

           暫く間が空きました。日田から玖珠にかけて「久々知族」を追ってたどりつきました。神社を訪れて2度驚くことになろうとは!(見出し写真は慈恩の滝)  船岡神社 中央に「高良社」である。 船岡神社(玖珠)本殿 脇殿に5社が祀られている。武内は高良神、酒解社は松尾、歳の神は大歳、右殿は妙見(御中主)と思われる。弓箭(弓矢を司る神)、応仁(応神?) ここでも、開化兄弟の影響が窺える配神である。見取り図では高良社が武内社になっている。清原神は中央から左遷されてきた清少納言の兄と言

          玖珠町紀行・高良の神!

          北の国の磐井・大彦命と天香具山!

          九州では大彦命は、実名ではほぼお目にかかれない。八女・宗像、山家、飯塚阿恵、日田と巡り磐井の後を追って、四道将軍となって越に来たという大彦命をバーチャルでたずねて見た。(見出し写真は弥彦山展望台から) 弥彦山の鳥居 眺望がいい!  敷地が広く本殿が素晴らしい。 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦にある弥彦神社。式内社(名神大社)、越後国一宮。旧社格は国幣中社である。弥彦山を神体山とし天香山命(伊夜彦神)を祀る。異説もあり、元宮が第一摂社の櫻井神社である。祭神は天香山命,一説に大彦

          北の国の磐井・大彦命と天香具山!

          三つの”阿恵”磐井とは!

          「女王卑弥呼の本家と分家」で、阿部磐井について書いた。実は続編があり結構広がってしまった。「あえ=あへ」とする地名が少なくとも3カ所あり やはり「磐井」関係するのである。一つは相島(阿閉島)二つ目は、箱崎宮東の糟屋阿恵、三つ目は穂波阿恵である。  一つ目の阿閉島は、既出なのだが、二つ目は、阿恵日守八幡神社があり神功が籠で通過したという伝承がある。おそらく港があったと思われ磐井の港かもしれない。箱崎宮の鐘を鋳造するとき銅鏡が一万枚も付近から集められたというので相当な拠点があっ

          三つの”阿恵”磐井とは!

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          シデコブシ!

          シデコブシ!

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          筑後川の春!

          筑後川の春!

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          半世紀続く美しき花園!!

          半世紀続く美しき花園!!

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          春うらら4

          春うらら4

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          春うらら3

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          春うらら2

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          春うらら

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          女王卑弥呼の本家と分家!

          Ⅰ)松峡宮(まつおぐう)とは何か?!  今回は、福岡・筑前町にある松峡宮(まつおぐう)から始まる。”卑弥呼を巡って”いてたどり着いた神社だが、福岡県神社誌によれば末社は左右摂社が2つあると言う。片方ははっきりと「田神社」とあり、ここにも、タノカンサーが祀ってある。ということは、もうひとつが天照大神を祀る大神宮と言うことだろう。来る途中の大鳥居の横の公民館には、高木神と道祖神(山幸)の石祠があり、丘に祀る神社の入口には、道祖神と摂社の若宮神社の石祠がある。高木の神に「国譲り」し

          女王卑弥呼の本家と分家!