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マーケティングについて。その2

今年の4月から山口義宏さんがファシリテーターをされている「マーケティングのリアル実践講座」(以下マーケリアルサロン)というサロンに入っています。サロンの詳細は山口さん自ら詳しく解説記事をUPしてくださっていますので、ご興味ある方は見てみてください。

サラッと概要を書くと、マーケリアルサロンのテーマは下記の通りです。

・マーケティングの理論と実践の間を埋めて成果を出すための思考方法と実践ノウハウ
・「顧客インサイト」「経営インサイト」「ブランドインサイト」を押さえる技術
・マーケティングの仕事の全体像と、成長に必要な経験・刺激・スキル
~CAMPFIREの講座紹介サイトより~

私がマーケリアルサロンに入った理由は大きく2つで、
1つはマーケターとして、新しい刺激を入れたい・OS力を磨きたい。
もう1つは「山口さんの思考プロセスなどに触れてみたい」です。

マーケリアルサロンは毎月1回マーケティングのトップランナーをゲストスピーカーとしてお招きし、いろいろなお話を伺うトークイベントがメインなのですが、半年を超えた昨夜ワークショップが開催されまして、それが私には大変興味深かったんです。

ワークショップのテーマは「マーケリアルサロンのマーケ戦略を考える

自分たちが参加しているサロンのマーケティング戦略を参加者が考える。
すごくないですか、これ。
お気に入りで通ってるカフェのマスターに「うちのカフェもっと良くしたいんだけど、どうしたら良いか、店に来て考えてくんない?」って言われてるようなもんです。

そしたら多分返ってくるリアクションって「いや、私はただの客だし…」か「何それ!おもろそう!やるやる」のどちらかですが、まあ、大半の場合は前者になるでしょう。

ところがどっこい、ここんちのマスターは切り出すタイミングと客層をよく心得ていらっしゃるもんで、かなりの人数が「やるやる」って集まったんですよ。それもハロウィン当日の渋谷に。

マーケリアルサロンは「リアル」と言うだけあって、参加者のほとんどがひとかどのマーケターです。
私はマーケターの素養で重要なのは「好奇心旺盛であること」で、良いマーケターは「アウトプットが上手」と認識しています。

半年間にわたりマーケターのトップランナーから刺激的な情報をインプットされた好奇心レベルMAX状態のマーケターたちに「あなたたちが集うサロンの価値を高める戦略についてアウトプット出してみよう」なんて機会が与えられたら、それはそれは大盛り上がりになりますよ。

サロンメンバーのニーズを汲み取り活性化させる。
サロンの価値向上を実現する。
サロンメンバーのロイヤリティを高める。

キレイな一石三鳥です。山口義宏恐るべし。
これだけで一つのマーケティング事例として学びと気づき得られます。

と、いうわけで昨夜は「マーケリアルサロンのターゲットユーザー」について議論しました。ペルソナ分析的なアプローチですね。
課題はサロンの価値向上。
なので「誰」にとって有益なものを提供するのか?
サロンのあるべき姿とは?をクリアにする必要があります。
それに先立ち、まずはターゲットユーザー像を解像度高くメンバー間で共有できるようにするわけです。

ターゲットユーザー像議論の中でマーケリアルサロンに期待するものっていうテーマも出てきたのですが、個人的に興味深かったポイントは
マーケターの横のつながりが欲しい
社内にロールモデルがいない
理論と実践の隙間を埋めたい
あたりでした。(他にもいっぱいあったけど)

マーケターって一口に言っても、メーカー・小売などの事業会社と広告代理店・コンサルファームなどの支援会社では求められるものが違いますし、評価基準・専門分野も異なります。そういった中で自身の現状守備範囲外の知見をもったマーケターとつながりたいというのは素直に共感できましたし、実現出来たら確かに魅力的です。

ロールモデルがいないというのを聞いた時には「あ、自分は恵まれていたな」と改めて思いました。前職で9年ほどB to B通販のマーチャンダイザーやっていましたが、社長が日本屈指のマーケターであり経営者でした。自分がマーケターとして考えていることは、ほぼすべて社長に教わったことで出来ています。と、いうか社長の教えが自分の羅針盤になっています。ですので、機会があればマーケリアルサロンのワークショップでアウトプットできればいいかもなと思いました。ニーズがあるかは知らんけど。

理論と実践を埋めるというのもわかりますね。マーケティングに限らずだと思いますが、ビジネスの現場だと教科書通りにやってもなかなかうまくいかないですよね。マーケティングの実践フェーズにおいては理論をどうアレンジして現実に落とし込んでいくか、そこがマーケターの腕の見せ所と個人的には思っています。例を挙げると、マーチャンダイザーやってた時は「お客様の期待の半歩先を行く」を目指してました。
自分なんかは右も左もわからんところからマーケターをやったので、「野戦経験は豊富だけど机上の戦術論には弱い」タイプですのでマーケリアルサロンを通して改めて理論をしっかり学びたいな、なんて思ってます。

そんな感じで、マーケリアルサロンの今後がワークショップの展開も含め、とても楽しくなってきました。うん、実によい。

とはいえ、インプットするだけで満足せず、ちゃんと自身のビジネスにも活かさねば、ですね。

それが一番難しいけどやりがいはあるので、がんばろ。



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