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推し様のツイートから学ぶ

先日私の推し様が大変素晴らしいツイートをされておりました。

書くことないっていうのに、この尊きお言葉。むしろ雄言葉。いろいろなことの上達に通ずる示唆に富んだプロの金言を初心者が読み解くという畏れ多いことをやってみようと思います。

まず大事なのは手段と目的をはっきりさせること。

ベースを弾く目的は良い音を出すことと身体を傷めないことですね。身体を傷めたら弾くことすらできなくなりますので。

そして、良い音を出すためにはまず基本の型を身につけるのが大事と思っています。
が、ベースに限らず、まず正しい型を身につけようとすると、大抵身体感覚の面で物凄い違和感を感じます。
私の場合ベースに関してはド素人なので、現在コツコツやってるのが指が弦から離れないようにすること。
ですが、まあ難しいし違和感あるし、気を抜くと指はすぐにバタつきます。でもベースが上手い人で指がバタついてる人はいないので、違和感に負けず、指が弦から自然と浮かないようになるまで練習しようと決めています。

つまり、良い音を出せるようになるための一歩目は違和感を身体の負担とすり替えずに型を身につけるまで練習すること。今は基本の型を身体に負担をかけないやり方でマスターすべく練習しています。

そうすると、「型」に囚われるのは良くない、だってうまい人でもみんなフォーム違うじゃないか、って言われがちなんですが、それはちょっと違うと思っております。
まずは何より「型」が大事。型を理解して身につける前に好き勝手にやるのは上達を妨げます。経験上これは確信してます。

わかりやすくいうと、上手くて個性的なフォームの人は「型破り」な人です。型破りになるには型を理解して守るレベルを超越しないとなりません。そこまで突き詰めて初めて辿り着ける境地が個々人に合ったフォームと考えております。基本の型ができてないうちに個性に走るのはただの「型無し」になってしまいます。
私はダーツやゴルフに打ち込んでるときにこの「型破り」と「型無し」を意識して練習していました。

で、ですね。この間「守破離」という言葉を教わりました。今までつらつら書いて来た事がこの単語に全て現れております。昔の人 イズ 偉大。

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

永田さんの言葉に戻ります。

良いフォーム、とかそんな漠然としたものを崇拝する必要なくって、

そしてここがすっごいポイントって感じたとこなんです。良いフォームを否定しているのではなくて、大切なのは漠然としたものを崇拝する必要はないってことなんです。

私は「良いフォーム」そのものはあると思います。ただし良いフォームは唯一無二ではないと考えています。基本の型を身につけた上で自分の身体の特徴に合わせて、良い音を出すために作り上げていく過程で身に付けたものが結果として良いフォームになると理解しました。

守破離に沿って、手段と目的を取り違えずに鍛錬を積めば必然的に良い音を出せて体の負担が少ない「良いフォーム」にたどり着く、って信じて今日も楽しくほな弾こけ!であります。

※写真は餃子とビールという正しい型。


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