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短歌 つちふる

    雑巾を濯ぐ水にはゴビの砂
       はるばる此処でまた土へ

 
 黄砂が続きました。車を洗うバケツの中で もやもやと細かな砂が浮きます。
 ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠から来たかと思うと 厄介だけではない感情がわき起こります。
 黄砂の夜 月はどのように見えるかとスマホのレンズを向けましたが、肉眼で見たようには撮れません。昨夜の月は ぼうっと紗がかかったようでした。

 月の砂漠をはるばると  口ずさむ夜でした。
      


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