最近のこと
ここのサイトは相変わらず、何の改善もしようとしていませんね。
表示に3度、ログインは5度やり直しするのはデフォルトなんでしょうか。
クレームにも全く返事がありません。運営が高慢なのは確実なようです。
秋です。普通の人は「食欲の秋」という名前通り、食べものが美味しくてたまらなくなる季節です。実際、季節のものも秋のものがいちばん豊富なような気もします。
もう、ずいぶんとこの体で「楽しい」と思うご飯を食べたことがありません。何をするにしてもそうです。常に重たい気持ちがのしかかるようになっていて、自分の体調にしか目がいかなくなってしまっています。どう表現したらきちんと伝わるのだろう。世界の中心がいつも、そのときの体調と、体調がこれから悪くならないかどうかに占められているのです。そのすぐ外側が義務の部分。会社とか家とかいうそんなものです。その外側に人間関係があって、季節はさらにその外側でこの体を取り巻いているといった感じなのです。路上のものは目に入りはするけれど、ほとんど絵本の挿絵のように外側を通り過ぎていきます。紅葉や風の香りも同じようなものです。五感に触れる分だけ、そこは少し日常と近いでしょうか。でも、せっかくの風を感じた五感も、すぐに体の内側のことに注意が戻っていってしまうのです。
たぶん、これは去年の6月からなんだと思います。その日は朝から調子がおかしくて、でも、休めない講義だったので無理に出ていたのですが、授業中に気分が悪くなって、おしまいまで我慢してから早退したのです。まだ6月なのに、3月まで自分は通わないといけない、という漠然とした不安で潰されそうになったのを覚えています。それから診断が下る2月までの間の、どうしようもなく不安な毎日に比べたら、今は幸せと感じずにはいられません。
誰といようが気持ちの重苦しさに差が出ることはなく、どんな楽しい誘いがあっても断るしか選択肢がない、それをして心の病と呼ぶんだと思います。ぼくは恐らく半分は体の病で、あとの半分は心を病んでいるんだと思います。身体のほうはいい日もあるけれど、心のほうがいい日と自覚できたことは、残念ながらあまりないのです。ただひとつ、きみに伝えておきたいことは、ぼくはきみといるときには、その気持ちの重苦しさをほぼ忘れていられるということなのです。どんな重苦しい日でも、きみといるときには晴れ間になるのです。
ぼくの中で、きみの占めるところは特殊です。季節と常に密接なかかわりがあり、食べ物においてもぼくと共有していて、愛情によってかたく結ばれていて、心の状態を常にフィードバックしながら連動して動いています。ぼくが予測していたパートナーシップという関係の姿とはたくさん違うところがあります。それも、とてもいいほうに。
今日の気温は17℃だそうなので、部屋に暖房を入れて毛布を足にかけて過ごしています。ぼくの寒がりは一級ですが、体を壊してから輪がかかったような感じがあります。きみの腹巻は夏からとっくに現役です。
今日は、体を温めるものを飲んで過ごそうと思います。