森見登美彦さんの『シャーロック・ホームズの凱旋』は、ひと言で言えば一気読みの面白さでした。

感想はネタバレも含んでしまいますので、読みたいと思っていらっしゃる方はスルーして下さいませ。

読み始めてすぐは『四畳半』系のアホっぽい感じなのかな？といった印象でした。

ホームズだけど、森さんの描く世界の舞台は京都…。
それはそれで森さんらしくて面白いのかも…そう思いながら読み進めました。

そのうち『熱帯』を思わせる展開に変わり、さらに『夜行』のような摩訶不思議感を味わっているうちに面白すぎて読むのをやめられなくなって…。

ついつい一気読みしてしまったんですよね〜。
予想を超える面白さでした。

これ以上書くと、どんどんネタバレになってしまいそうですので、このへんで…。

描かれている日常とか、使われている台詞とか、ちょっとしたことにクスッと笑えたり、そういう楽しみも散りばめられています。

久しぶりの図書館本でしたが、もう大満足！
モリミーのファンだけでなく、ホームズファンの方にもオススメの一冊です。