見出し画像

「自分で考えられる子供」に育てるには”アレ”を与えるだけで良かった納得の理由

こんにちは!
習慣の達人くるーめです。

JTC(いわゆるJapanese Traditional Company)で管理職として部下を抱え、組織を運営しています。

すると、ある特徴に自然と気がつきます。

人は大きく2種類に分かれる。

「自分で考えられる人」と、「自分で考える力のない人」です。

ハッキリ言うと「自分で考える力」のない人は、社会人になってからでは直りません。

これは何回も何回も、繰り返し部下指導、人材育成を試みてきた結果、確信してしまった真理です。

大人になってからでは、もう遅い。

なぜ、大人になってからでは直らないのでしょうか。

そうだとして、子供の頃から「自分で考える力」を身につけさせるには、どう教育したらいいのでしょうか。

なぜ、もう直らないのか

大人になると直らない理由は、「自分は考える力がない」って認識していないからです。そう思っていないからです。

「あぁ、俺って自分で考える力がないな。どうしたら考える力を身に付けられるのかな」

こんなことは、考えませんよ。思い至りません。

だって、自分は「考える力がない」って自己認識がそもそもないんです。

問題があると思ってもいない人に、いくら注意して改善を促してもダメです。本人は心の中でこう思っています。

「ハイハイ、またこのお説教ですか。早く終わらないかなw」

与えない

こうなったら、残念ですがもう終わりです。

それでは、子供のうちに「自分で考える力」を身に付けさせるには、どう教育したら良いのでしょうか。

結論、「与えないこと」です。

何を与えないかと言うと、「モノ」です。「答え」です。

子供は、元々は「自分で考える力」を持っています。親の行動を見て、真似して、学んでいきますよね。

赤ちゃんは、言葉も通じません。見よう見まねで、トライ&エラーを繰り返し、赤ちゃんなりに考えて覚えていくのです。

その「自分で考える力」を、大人が「与える」ことで奪ってしまう。摘んでしまう。

世の中に出まわっている製品は、「これが最適解です!」と言わんばかりに、完成されてるんです。

モノ余りの時代ですから、尚更です。過剰なくらいに製品として磨き上げられている。

例えばニンテンドーswitch。振り回してコントローラーを落とさないように最初からストラップが着いているんです。

「熱中して手元が滑って投げちゃったら危ないな。TVが壊れるし、人に当たったら痛いよな」なんて考える余地すら与えてくれません。

そんなドヤ顔している完成された製品に囲まれていると、人間誰しも考えなくなりますよ。

貧乏人は考えるしかない

極貧から一代で成功する超大物、いますよね。

私の狭い知識から挙げると次の様な方々です。

<極貧から大物になった人たち>

 豊臣秀吉

 松下幸之助

 本田宗一郎

 孫正義

 永守重信

 まっちゃん

 三國シェフ

申し訳ないですが、ネタかと思うほどのド貧乏だった生い立ちの方々です。

ド貧乏だった人たちの共通点って、貧乏がフューチャーされ過ぎてハングリー精神や胆力に目が行きがちです。

見落としているのは、「何もない」こと。

何もないので、目の前にある「何か」で遊ぶしかなかった。目の前にある「何か」で飢えをしのがなければならなかった。

自分の頭で考えて何とかするしかなかった。
誰も与えてくれないし、答もくれない。

それを、幼少期から来る日も来る日も24時間続けて大人になる訳です。

考える力を鍛えましょう!などと言う生やさしいトレーニングではありません。
日常生活で考え続けないと生活できない。

そんな毎日を過ごしていたら、「考える力」が鍛えられない訳がありませんね。

可愛い子には旅をさせよと言いますね。旅は、想定外の連続ですし、与えてくれる人はいません。

自分で考えて行動せざるを得ない環境に放り込め、と言うことですね。

意図的に与えよう

子供のためとはいえ、修行僧でもなければ、あえて極貧生活を送ることは難しい。

完成したドヤ顔している製品・オモチャの代わりに、牛乳パックを与えましょう。

牛乳パックは、「牛乳を家庭の冷蔵庫に収めて、腐らないうちに飲み切る」という機能の面では完成されています。

でも、飲み切って空になったパックは、ゴミであり、見方を変えれば最高のオモチャ(知育玩具)になりますよ。

子供に与えれば、自由に切りきざんで、色を塗って、折り紙を貼り付けて、割り箸をくっつけて、得体の知れない何かを作るはず。

『できた!パパ、ママー、見てみて!』

正直「・・・??」ですが、子供の顔は、渾身の牛乳パック作品を前に満足気です。

牛乳パックに、予め定まった「答え」なんてありません。答えのない長方形の箱が、子供の「自分で考える力」を育んでくれますよ。

<与えると良いモノ>
 牛乳パック
 段ボール
 模造紙、折り紙
 色鉛筆・クレヨン・絵の具
 粘土
 ひも
 ハサミ、ノリ、テープ

モノ以外で与えると良いものは、「答え」ではなく「問い」の方です。

『どうして、ゾウさんの鼻は長いんだろうね?』

『どうしてウサギさんは、レースの途中でお昼寝しちゃったのかな?』

自分が「正解」を知っている必要はありません。子供と一緒に考えてみる行為が、最高の「自分で考える力」を引き出すトレーニングになりますよ。

ポイントは、最初から「答え」を教えないことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

社会人になって、最も重要な素養でもある「自分で考える力」

「与えないこと」と、「与えるもの」を、大人がしっかり検討することが大切ですね。

大人さえ間違えなければ、あとは、子供が勝手に自由に「考える力」を伸ばしてくれます。

私も、トイザらスで、子供からピカピカのオモチャをせがまれても、鉄の意志で振り払いたいと思います。

あ、私がオモチャを手にレジに向かわないように、誰か縛り付けておいてください..

※育児・教育に関する人気記事です。こちらもチェックお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?