ChatGPT時代の幼児の習い事は逆張りでバイオリン一択の理由
幼稚園も始まり、習い事は何がいいかと考えている人も多いと思います。英語や幼児教育、水泳、ピアノなどなど。ママ友の間でも情報があふれて迷ったり、軸を失う人も多いのではないでしょうか。
私の家でもそうでした。○○ちゃんが英語はじめたらしい。○○ちゃんはスイミングやっているよ。○○ちゃんはピアノ楽しいっていってる。などなど。
続々と入ってくる習い事の速報。出遅れてるんじゃないか。焦る気持ちをおさえながら、英語、幼児教育、体操、バイオリンを試してみました。その中ででた結論、バイオリンを一番にオススメします。
バイオリンは決してメジャーな習い事とは言えないので、習い事の選択肢にする人がそもそも少ないと思います。それゆえに、あまり身近に参考情報もないと思います。
そこで、実際に習い事としてバイオリンをして、初めて分かったことについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、私の家族まわりにはバイオリン経験者、弾ける人は1人もいません。ママが少しだけピアノを習ったことがある程度です。
本noteは、それでも、子どもに習い事でバイオリンを学ばせてみた実体験となります。経験者が身近にいなくても、始めることができますので、参考にして頂ければ幸いです。
ピアノよりバイオリンな理由
習い事で、最初の選択肢としてピアノを思い浮かべる人も多いと思います。私は、ピアノよりもバイオリンを習うことを圧倒的にお勧めします。
ピアノを習う人は結構います。日本でのピアノ人口は約200万人。一方、バイオリンは何人か分かりますか。わずか約10万人です。宮古島と石垣島の人口を合わせると約10万人。
東京ドームの観客収容人数が5万5,000人。東京ドームで満員の野球試合2回分、想像以上に少ないです。自分の幼少期を振り返っても、ピアノを習っている子はそこそこいたと思いますが、バイオリンはかなりのレアキャラだったのではないでしょうか。
この傾向は、しばらく変わりません。スラムダンクみたいな国民的大ヒットアニメでバスケ人口が爆増したようなことにでもならない限り。
バイオリンを教えてくれる先生は、いきなりは増えません。つまり、「バイオリン弾けるよ」と言うだけで、プロの演奏家レベルでなくても相当目立つことができます。
同じ楽器を習うなら、レア度の観点からも、バイオリンが断然お勧めです。いわゆる逆張りの思考です。
かといって、マイナーな楽器の達人になっても、「へぇ、、凄いね。機会があったらいつか聞かせてね」くらいのリアクションになるでしょう。自分の世界からあまりにかけ離れ過ぎても、関心を持ちにくいのです。
私の周りに、ティンパニーを趣味にしてる人がいますが、「ぜひ、今度聞かせてよ!」ってなりますでしょうか。バイオリンは、ピアノほど人口が多くなく、埋もれてしまうことはない。程よいレアキャラになることができる。そして、誰もが知っているから良いのです。
ピアノが重宝される理由
学校教育ではピアニカを習います。均質的な金太郎飴人間を量産する日本の学校教育ならではです。みんな平等に画一的な教育が求められる日本の学校教育。
ピアニカなら、誰でも買える。丈夫で子供でも扱いやすい。簡単で教える側の負担も軽い。こう言ったメリットから、長らく、今でも学校ではピアニカを教えています。
その延長で、ピアノを身近に感じて習う人が多いと思われます。ピアノであれば、音楽の授業が好きだったママでも教えることができます。
今後も、学校教育において、子どもが好きな楽器を自由に習うことができるようになるとは到底思えません。
つまり、ずっとピアニカ、そしてピアノが優位の世界が続いていきます。逆張り的に考えれば、今後もピアノよりもバイオリンの方が目立てると言えますね。
余談 ピアニカの歴史
ピアニカはYAMAHAの商標で、楽器としては鍵盤ハーモニカと言います。戦後、米国教育使節団が音楽教育の勧告をするなかで、ハーモニカがまず取り入れられました。
ハーモニカは音の制約があること、どこを吹いているのか、要は生徒の手を見て教えられないデメリットがありました。
とはいえ、ピアノやオルガンは、高価で生徒は買えない。学校の音楽授業の限られた時間内に、生徒が全員触れることはできない。
そうした背景から、国内楽器メーカーが開発したのが鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)だったのです。
小さいことの半端ないメリット
バイオリン、そう小さいです。誰でも見たら分かります。でもそのメリットを深掘りして認識できている人は少ないものです。
かく言う私も、子どもがバイオリンを始めるまでは、バイオリンの小ささについて、1ミクロンも考えたことはありませんでした。そう言うものです。
小さいことのメリットは、ポータビリティです。バイオリンケースに入れれば、テニスラケットを持ち歩くノリで、どこへでも携行できます。
アコースティックギターよりもコンパクト。つまり、おじいちゃんおばあちゃんの家、親戚の家、友人の家、ちょっとしたパーティー等、どこへでも持っていくことができ、当然ライブでプチ演奏会ができるのです。
想像してみて下さい。小さい4、5才の子供が、帰省先のおじいちゃんの前で、習いたてのバイオリンを演奏している姿を。
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