一人暮らしをして、実家に帰ってきて思っとことがある。

やっぱり、自分は寂しがりな人間なんだと。
話し相手がいない夜、テレビを見ても誰とも話さない瞬間。

気づいたら、自分の部屋にいるのに、笑う時間が少なくなっていた。
特にこれといった趣味もない、さらにインドアなこともあり、
人と話すことを自分からなくした僕は、
人と話さないことで起こる些細な異変に気付いていなかった。

3月から人と関わるのを辞め、4月28日まで1人で暮らした。
人には会わないで、ただただ貯金と心を切り崩しながら。

すると、だんだん自分が嫌いになってくる。
自分自身の悪い部分が、どんどん湧いてくる。
それでも、友達に相談したり、助けを求めることはなぜかできなかった。
昔からそうだった。
人と実際に会っている時は、楽しく話しているのに、
その友人ともLINEなどでは会話することがほとんどない。
自分から誘うことがないからなのかもしれない。
もしくは、単純に嫌われているのかもしれない。あいつ呼んでも的な。

周りの人は、どうなんだろう？

そんな事をしてきたせいか、自分の体重を預けられる人がいない。
他の言葉で言うと、親友、甘えられる人、頼りにしている人、相談する人など。
気軽に自分の思っている事を伝えられる人が僕にはいない。
もしかすると、自分がそう思っているだけで、
いつでも聞いていいよと言う優しい友達も中にはいるかもしれない。

どこかで恥ずかしいと思っている。
自分をさらけ出す行為が。寂しいと会いたいと伝えることが。
自分や周りが作り出している、自分像に怯えているのかもしれない。
それを壊したくない自分がどっかにいて、
中にいる自分は、そんな人ではないと分かっているのに、
その壁が分厚くなってしまって弱った自分には壊せなかった。

そんな寂しがり、甘え下手な自分。