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「デカフェ」と「カフェインレス」の違いってナンダ?

「デカフェ」や「カフェインレス」は、カフェインの含有量が少ない飲み物を指します。夜眠る前や妊娠・授乳中でも、気軽に飲めるのは嬉しいですよね。その「デカフェ」と「カフェインレス」、どのように違うのでしょうか?

デカフェやカフェインレスの違いを知って、カフェイン摂取量をコントロールするヒントを手探りしてみませんか。


そもそも:カフェインの一番の特徴は覚醒作用

カフェインの一番の特徴は、覚醒作用があることです。
朝起きた時や、午後の眠気を吹き飛ばしたい時に、コーヒーのカフェインは本当に頼りになります。
また、老廃物の排出を促す利尿作用や、腸管が伸縮する「ぜんどう運動」が活性化して便通が良くなる効果も。

そんなメリットとあわせて、デメリットも理解しておきましょう。疲れを感じにくくしたり、集中力を高めたりするなどのプラスの効果がある一方で、過度に摂ると心拍数の上昇やめまいなどのマイナスの影響が出ることも。
妊娠中の過剰摂取は胎児の成長を阻害する可能性も指摘されています。

アメリカ食品医薬品局(FDA)によれば、アメリカでは健康な大人であれば1日4〜5杯程度のコーヒーであれば悪影響を及ぼさないとしているとのこと。
多量でなければ健康上大きな支障はないといわれていますが、就寝前や体調が優れないとき、妊娠中も気をつけたいところです。


つまり:違いはカフェイン含有量

カフェインレスコーヒーとデカフェコーヒーは、コーヒーからカフェインを除いたものということは分かります。では、それぞれどのような違いがあり、どのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。

デカフェコーヒー(EUでは0.1%以下 )

デカフェとは英語decaffeinnatedの略で、頭文字の「デ」は、「取り除く」という意味。つまりデカフェは、カフェインを取り除いた飲み物です。ただし、完全除去は難しく、少量は残っています。カフェイン含有量は、日本では明確な基準が定められていませんが、EUでは焙煎したコーヒー豆のカフェイン含有率を100%として0.1%以下にしたものをデカフェと呼びます。100mlのドリップコーヒーに含まれているカフェイン量はおよそ60mgといわれていますから、デカフェでは約0.06mgと微量になります。

カフェインレスコーヒー(日本では10%未満)

「カフェインレス」は「カフェインが少ない」という意味。日本では、カフェインを90%以上除去したコーヒーであれば、「カフェインレスコーヒー」と記載することができます(コーヒーの公正競争規約による)。つまり、カフェイン含有率が10%未満なので「デカフェ」よりカフェイン量が多く含まれます。

気軽にコーヒータイムを楽しめる

夕方や夜、ふと「コーヒーが飲みたい」と思っても、夜眠れなくなるからと飲まずに我慢したことはありませんか? デカフェコーヒーやカフェインレスコーヒーなら、カフェインの影響が少ないので、ちょっと体調が気になるときや、夜でも気軽にコーヒータイムを満喫でき、ぐっすりと眠りにつけます。

ちなみに:自宅でカフェインを除去するのは難しい

コーヒーの生豆からカフェインを取り除く方法はいくつかあります。しかし、有機溶媒や二酸化炭素を使った特別な方法で処理するので、自宅で再現することはほぼ不可能です。

「くるくるカンカン」でデカフェ生豆を焙煎しよう

自分でカフェイン除去をしなくても、ネットショップを探せば美味おいしいデカフェの生豆が手に入ります。フジローヤルの手回し式焙煎器「くるくるカンカン」付属の焙煎缶詰にデカフェ生豆はありませんが焙煎は可能。自宅で焙煎したての香り高いデカフェコーヒーが楽しめますよ。


Supported by くるくるカンカン