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右往左往

冷たい菜種梅雨が続いている。
2月には大変暖かい日が続いたので、
人々は、早めのさくらを期待した。

お天道様は人間の都合など
どこ吹く風か、と見事に裏切る。
暖かい天候を勝手に期待して
商魂たくましくお祭りを勝手に早出し、
その上で「桜に右往左往させられた」と言う。

ちょっとまて!
桜は自然の摂理、お天道様の采配に従って
開花に待ったをかけただけだ。

災害の多いこの国土で
「人は自然の一部だ」と考えてきたのではないのか。
自然への畏敬の念をもって暮らしてきたのではないか。
そんなことを忘れてしまったのだろうか。

人はこの自然の中で右往左往しながら生かされているのだ。
ただそれだけではないか。
とにかく修行が終わるまで、楽しんで右往左往するのだ。

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