力加減が難しい

お子様が人と関わる時や、日常生活の中のあらゆる動作で、力加減が分からず、強く叩いてしまう事など、力の入れ具合に関して、お困りの事や心配な事はありませんか?

『痛みに鈍感』に通づるところがあり、重複するものもあります。

うちの子はとにかく力の加減がうまくできません。

他の人とハイタッチをするような場面で、叩き方がいつも強過ぎます。

そんなに激しく叩けば、自分の手も痛いに違いないと思うのですが、本人が痛がっている様子が見られない。

「それ、絶対に痛いはずなのに痛くないの?」と不思議に思うことが他にも色々とあります。

そのような様子を、「感覚鈍麻」と呼んだり、「低反応」と呼んだりします。


【考えられる理由】

・ハイタッチの場合であれば、その行為や相手に注意を取られ過ぎて、「痛みに注意が向かない」ということが考えられます。「他の刺激にも同時に注意を向ける、同時に感じ取る」ということが難しくて、自分の身体の感覚が分からなくなる。ということがあります。

・ノコギリで、自分の足を切っているのに気が付かないお子さんがいたそうです。        木を切ることに注意を取られ過ぎて、自分の足まで切っているのです。            周囲が気付いて呼び止めた時には、足が2、3ミリ切れていたというのです。

・実は痛いのに、表情に出さなかったり、「痛いよ〜」と周囲の人に訴えかけられないというお子さんもいます。               自分の感じたことを伝えて、他の人にも分かってもらおうとアピールすることが難しいのです。

・神経回路に問題があって、痛みが感じられない人もいるにはいますが、そのケースは少ないようです。

《対処法》

・上記のようなお子さんに向かって「鈍感なんだな」という認識をしてしまうと、間違った対応や支援をしてしまうことが起こるでしょう。   私たちも今まで、思いっきりチグハグな対応や声かけをしていたんだな!ということに気付かされました。

・日頃の生活の中の力加減に関する場面で、その都度伝えいく。               繰り返し繰り返し伝える。

これに関しては、対処や支援の方法を間違えないために、もっとよく調べてから書き足していきたいと思います。

そして作業療法士(OT)に相談するのが良いと思います。

💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ    10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。

オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。

私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。

そこから拾い上げてきた対処法です。

全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。

全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。

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