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舌痛症対策で学んだ美肌術ベスト5

私は以前に、口腔カンジダ症による激痛の舌痛症にかかり、感染の治癒後も舌と上あごの粘膜が荒れている。これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。


振り返ると2022年、舌痛症を発症したころは病院に行ったりと基本的なことはやったが治らず、過激な自己流の対策で失敗し悪化させるなど大変な一年だった。口内炎パッチを弱った舌に貼りまくって逆に悪化させたり、ほんと痛い舌痛症患者だった。


2023年は口内炎・美肌対策が舌痛症対策と結びつくことに気づいたことが、私の舌痛症の改善につながった。美肌に良いことは大胆かつストイックに実践した一年になった。酷い口腔カンジダ症の後遺症として、傷んだ粘膜は完全には戻らないものの、最近はだいぶ舌の調子いい。美肌対策をしているから、お肌の調子もすこぶるいい。


2023年は夏頃から、「お肌がきれいですね」「年齢より若く見えますね」と方々でほめていただく機会が多かった。多少お世辞もあるとは思うけど、2022年まではそんなにお肌をほめられることってなかったし、自分でも調子の良さを自覚できているので、せっかくだから今日は、舌痛症で学んだ美肌術ベスト5をご紹介したい。


第5位 ハトムギ

ハトムギはヨクイニンという漢方薬として美肌や口内炎の薬・サプリによく含まれている。保湿、美白、新陳代謝の促進、炎症抑制などの効果が科学的にも証明されている。さらに、子宮頸部の軽度異形成が9割近く正常に戻ったなどのデータもあり、女性にとってうれしいことだらけの薬効を持っている。


存在を知った当初は漢方薬を飲んでいたが、粒のハトムギそのものが漢方薬として売られていることを知ってからは漢方薬はやめて、ご飯に混ぜて炊いている。注意点は、お米よりも吸水を長くしないといけないこと。早炊きすると、硬くてまずくなる。数時間しっかり吸水させれば、モチモチしておいしい。

国産 はとむぎ

第4位 唐辛子

舌痛症がひどかったころは唐辛子を食べることにためらいがあったが、びくびくしながらも新大久保で激辛ビビン麺を食べたら意外としみなかった。あとから唐辛子には鎮痛や粘膜を保護する効果があることを知り、進んで食べるようになった。私は食事に一味唐辛子をかけたり、料理には豆板醤や鷹の爪を入れたり、辛い食事を楽しんでいる。ただ、辛くしすぎたり食べ過ぎは注意。

唐辛子も美容・健康効果が高くコスパがいい。抗炎症効果、発汗でのデトックス効果があり、血行が促進され肌に酸素や栄養分が行き渡りやすくなり、新陳代謝も促進される。脳内麻薬が分泌されて抗うつ効果もあるし、脂肪燃焼でダイエット効果もあるなど、食べなきゃもったいない!というレベルでおすすめだ。

第3位 運動

ハトムギも唐辛子もおいしいし、食事は手軽に生活に取り入れられるけれど、運動ってなかなか面倒で、習慣化するのが難しいけど、難しい分、人に差をつけられると思う(笑)。私は夕食後、「デザート感覚で」YouTubeのダンスエクササイズをやっている。食べ過ぎ防止にもなるし、30分くらい踊れば汗をかいてデトックスできて、なかなかいい。


運動は全身の血行を促進させ、酸素や栄養分が肌にも行きわたると言われている。高い美容液が浸透性をうたったところで、肌の内側から届けられる栄養にはかなわない。運動するとコラーゲンの生成も増えるそうなので、若返り効果もある。寝る前には鎮痛・抗うつ効果、質の良い睡眠のために「手抜きパワーヨガ」もやっている。

第2位 睡眠

以前は夜くらい好きなだけ布団の中でスマホを見て推し活したい~というタイプだった私。毎晩10時に自分からスマホを取り上げるなんて信じられなかったが、舌痛症対策のために断行した。ここ1か月半、8時間睡眠を維持していて、舌痛症が大幅に改善された。色々試した舌痛症対策のなかで睡眠が最強だったと今では思っている。舌にいいということは、肌にもいいはずだ。

いうまでもないけれど、睡眠中には全身・肌の細胞が再生する。肌荒れが治るのも睡眠中だ。良く寝た朝は、肌がさらっとしているのに内側から潤っている感じがする。肌だけでなく、全身・メンタルも調子が良くなることを実感している。以前の睡眠不足に戻りたいとは一切思わない。習慣化してしまえば、布団の中でスマホを見るくらいなら、さっさと寝たいと思うようになった。

第1位 自己流肌断食

舌痛症になってから、舌の粘膜保護のために界面活性剤入りのハミガキ粉を使うのをやめた。一般的な泡が立つハミガキ粉は粘膜を破壊するからだ。もう1年以上、ジェルタイプの泡が立たないハミガキ粉を使っている。

コンクール リペリオ


界面活性剤は、スキンケア用品にも多く使われている。洗顔フォーム、メイク落とし、乳液、クリーム、リキッドファンでなどなど。もともとアトピーで顔がかゆくなりやすいので、肌断食の本を読んでこれらを一切やめてみた。2~3か月くらいがんばってみたが、乾燥がひどくシワが増えてしまい、本流の肌断食はリタイヤしてしまった。

宇津木式スキンケア事典 化粧品をやめると、肌はよみがえる

今では「界面活性剤断食」という感じで落ち着いている。洗顔はお湯だけ、化粧水としっかりめにワセリンのみで保湿している。ファンデーションはパウダーを特別なお出かけのときだけ、ポイントメイクは普段、遠慮なくつけている。メイクをしていても洗顔は軽くお湯だけシャワーでさっとこすらずで済ませている。


メイクが多少残ったまま寝ても、特に肌荒れはしない。一般的にメイクは美肌のためにしっかり落とした方が良いと教わるが、洗浄力の強い洗顔料で洗うことの方が多少のメイクが残ることより肌に悪い気がしている。


ワセリンは複数試したが、日本薬局方の白色ワセリンがベトつかず一番いい。サラっとするのに乾燥しない。毎年、ふくらはぎから下が乾燥してブツブツができたりしていたが、ワセリンのおかげで今年はスベスべだ。全身の保湿に使っている。

日本薬局方 白色ワセリン

まとめ

以上が私が舌痛症対策で学んだ美肌術ベスト5だ。書いてはいないけれど、偏りのない健康的な食事をしていることが前提になっている。


舌痛症は、薬やサプリですぐ直るというものではない。ダメージを避け、傷ついた粘膜を回復させる生活習慣を根気強く続けることが重要だ。それはきっとお肌も同じだと思う。

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