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舌痛症とグルタミン

今年は新しい治療法にチャレンジするというよりは、舌痛症をメンテしつつ忘れていこうと思っていたのだが、、結局、漢方薬や胃炎治療薬でうがいしてみたりと、色々試している。


胃痛に効くという半夏瀉心湯や、胃炎に効くというセルベールでのうがいは、それぞれ2週間続けて少しは一定の効果はあった。ただ、別の違和感を感じることもあり、どちらもやめた。それでも、胃炎・胃痛に効く薬は私の舌の違和感を改善してくれる、ということはわかってきた。


去年は歯科医師に、舌の違和感がまだ残っていると伝えても治療終了と見放されてしまったが、「これだけは続けてくださいね」と強く勧められたアズレンもうがい薬以外に胃炎や胃潰瘍の治療薬としても処方されている。今もアズレンのうがいは副作用もほとんどないから続けているけど、治癒も亀の歩みだ。

この歯科医師は舌痛症を2000人は診たという人で、そういえば最初に「舌痛症は2~3年かかります。あせっても治らないし、治らなくてもいいやと思った頃に治ります」と言っていた。2~3年かけて使っていっても大丈夫そうな安全性の高い胃炎・胃潰瘍治療薬はないか?と探していたところ、グルタミンというアミノ酸の一種を見つけた。

成分(一般名) : L-グルタミン
概説 胃の粘膜を丈夫にするお薬です。胃炎や胃潰瘍の治療に用います。
特徴 胃酸に対する「防御因子増強薬」です。強い作用があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。

おくすり110番


副作用がほとんどないのはうれしい。1日30gの経口摂取で口内炎の重症度を有意に軽減するとの論文も目にした。また、2gのグルタミンを30ccの生理食塩水で溶いて1日4回うがいして口内炎が早期に改善するといった情報もあった。


グルタミンはボディビルダーやアスリートにはおなじみのサプリメントなので、存在は知ってはいたが、口内炎や胃炎に効くとは知らなかった。私の夫は筋トレが趣味なのでグルタミンは常に家にある。ということで勝手に拝借(笑)。

L- グルタミン


論文に書かれている処方量は1日30gである一方、サプリメントの袋に書かれている1日量は女性5gと違いがある。とりあえず1日量を8gで始めて見ることにした。


私のやり方は、小さじ1/2(2g)のグルタミンを大さじ1の水で溶いて3分口に含んだあと飲み込む、というのを食前と寝る前の合計1日4回やる。ちなみにアズレンのうがいの方は食後に1日4回を継続している。1日8回も舌痛症のためにうがいするなんて、私も暇だよね(笑)

エスコンうがい薬AZ 100mL


今のところグルタミンうがいを続けて1週間たった。明らかに変わったのは舌からの苦味があまりしなくなったことだ。別の味を弱く感じるが、だいぶ楽になった。多少間違えて舌を噛んでもさほど痛くなくなったので粘膜が丈夫になった気がする。ただ、舌を上あごに付けた時のジーンとする熱感や、上あごのザラザラは相変わらず。


副作用もほとんどないようなので、何も問題なさそうなら当面、アズレンとグルタミンで舌痛をメンテしていけるかもしれない。

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