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舌痛症を悪化させない食べ方

私は粘膜が荒れるタイプの口内炎にかかっており、それを舌痛症と呼んでいる。もともと発症当初は2か月間くらい舌が酷いカンジダ感染を起こし、舌や上あごの粘膜をズタボロにしてしまった。

カンジダ除菌後からは粘膜が荒れるタイプの口内炎=カタル性口内炎に移行し、1年以上たった現在も完治していない。上あごの1/3くらいのスペースは
ザラザラしていて、舌を上あごにベターっと付けたり、意識を向けたりすれば舌はヒリヒリし、苦いような味がする。

舌痛症の治癒には2~3年かかると、以前この病気に詳しい医師にかかったとき言われたとおり、完治までは時間がかかりそうな気配がある。最近は完治しない可能性すらも心が受け入れ始めてきた。

ただ、非常にゆっくりなペースで舌から感じる嫌な刺激は改善はしていて、意識を向ければ、上に挙げたような違和感を感じるけど、忘れていられる時間も長くなってきた。あと、上あごに舌を付けてもそれほど違和感を感じない場所も広がってきた。

これまで舌痛症と1年付き合ってきて、最近は食事の仕方やチョイスによって、舌痛症の調子が変わってくることに気づいた。今日はそんな気づきを5つ、ご紹介しようと思う。

  1. プロテアーゼを多く含む食品の食べ過ぎに注意
    私はゴールドキウイが大好きで、1週間ほど毎食後に食べていたら、舌のヒリヒリが悪化してしまった。もしやと思ってキウイを1日1回にしたら、全然楽になった。キウイにはタンパク質分解酵素:プロテアーゼが多く含まれているから、私のヨワヨワ粘膜が溶かされてしまうのかもしれない。ほかにもプロテアーゼが多い食品にはキムチ、納豆、りんご、パイナップルなどがある。どれも適量をササっと食べてはいるけど、食べ過ぎたり、時間をかけて食べないよう気を付けている。

  2. サクサク・パリパリ・硬い食べ物を避ける
    クッキー、せんべい、フランスパン、フライ、あめ玉も、ぜーんぶ大好きなんだけど・・・硬い食べ物というのは口内炎を発生させたり悪化させたりする原因になる。実際、硬い物を食べた後はすごく調子が悪くなり後悔する。付き合いで食べるときもあるが、自ら好んで食べないようにしている。

  3. 熱すぎる食べ物はちゃんと冷ます
    舌のやけども口内炎の発生や悪化の原因になる。アツアツのラーメンとかお鍋とか大好きだが、やけどすると舌痛症に響く。食いしん坊なのでご飯が準備できたらすぐに食らいつきたいタイプの私だが、しばらく冷ましてから食べるようにしている。

  4. スパイシーな食べ物は積極的に食べる
    以前のnoteで、唐辛子やコショウなどのスパイシーな食べ物には、意外にも粘膜を保護する作用・鎮痛作用があるということをご紹介した。ここ2か月くらい、ほぼ1日3食、一味唐辛子を食事にかけるというのを実践してきた。ドカッとかけているわけではなく適量をかけている。2か月たった現在、調子は良くなってきている。

  5. ダラダラ食いはしない
    舌痛症は、1日の中では進行性に痛みが増大してゆき、睡眠で軽減する。こうなるのは、夜寝ている間に粘膜の状態が回復し、日中、舌が刺激を受けて粘膜が荒れていくからだと私は考えている。1日の中でも食事をするたびに舌の違和感は増していくので、決まった時間以外には無糖のお茶を飲むくらいで、なるべくダラダラ食べないことを心掛けている。

以上が、舌痛症を悪化させないための食事に関する私の心がけだ。付き合いもあるし、ほどほどに心がけている。1日の中で舌の粘膜を傷めず、調子をキープするコツを押さえれば、舌痛症で受けるストレスを小さくでき、上手く付き合っていけると思う。

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