舌痛症とマウスピース その後

私は粘膜が荒れるタイプの口内炎にかかっており、それを舌痛症と呼んでいる。これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。


3か月前、歯科医院で歯ぎしり対策として、ナイトガードというマウスピースを作ってもらった。

実は、このマウスピースは結局、1か月半くらいしか使わなかった。この時のマウスピースは「ナイトガード ハードタイプ」というもので、レジンという硬さのある素材だった。水洗いした後ティッシュで拭いている時に力を入れすぎてしまいパキっと割ってしまった。歯ぎしりで傷だらけだったし、弱っていたのかもしれない。


今使っているのは2代目のマウスピースで、「ナイトガード ソフトタイプ」というポリエチレン樹脂製のものだ。舌・歯茎・頬へのあたりがソフトなので、私は断然このソフトタイプの方を気に入っている。

割れて途中1か月お休みしたが、マウスピースを付けた3か月、日々気づかない程度のゆっくりとした回復を積み重ね、最近はマウスピースを付けているときは、あまり違和感を感じなくなった。舌や上あごの粘膜は完全に治ってはいないのに、不思議。楽になるので、夜だけでなく昼間もハミガキ後など歯がキレイなときにはよく装着している。


ナイトガードの噛み合わせの表面は、ギザギザが少なくツルツルになっている。だから、歯が舌に刺さったり、こすれたりする刺激を減らすことで、舌粘膜の損傷を防ぐことができると思う。


歯ぎしり癖がある場合、舌の粘膜の回復に重要な睡眠中に、逆に傷つけてしまっている可能性がある。睡眠中にしっかり舌粘膜を回復させるためにも、マウスピースは役に立つ。私のように粘膜のダメージで知覚過敏を起こしているような舌痛症の場合は、マウスピースは試す価値は十分にあると思う。

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