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舌痛症とグミサプリ

私は舌と上あごの粘膜が荒れており、これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。前回のnoteで説明したとおり、私の中ではカタル性口内炎という診断が一番しっくり来ている。

耳鼻科で口内炎の診断が下りた時には、ビタミンB2・B6、亜鉛の飲み薬が1か月分、処方された。ビタミンなんて気休めかなとも思うけれど、医学論文を色々調べたところ、栄養成分を注射することで口内炎が改善したり、栄養の経口でもがん化学療法中の口内炎の悪化を食い止める効果があるという情報もあったりするので、意外と侮れないと思っている。


処方薬を飲み切ったあとも、ビタミンA、B、D、亜鉛などの市販のサプリメントを1年弱くらいは飲み続けていた。非常にのんびりペースで改善はしていたけれど効果のほどは不明だったし、ここ数か月はやめている。そもそもだけれど、舌や口腔粘膜は体の末梢部分だし、実際どの程度の栄養が届いているのだろう?そんなに届いてないのでは?とも思ってしまったのも理由だ。

ただ、さっき、ドラッグストアを歩いていて、ふと、グミサプリなるものが私の目に留まった。

UHA味覚糖 グミサプリ マルチビタミン30日分

グミサプリなら、舐めている間は口の中に数分間、栄養素をとどめられるので、直接患部に栄養が届けられる。以前noteに書いたように、がんの口腔粘膜炎や口内炎の治療法で、漢方薬グルタミンアズレンなどを数分口に含ませるという「うがい療法」がある。口に直接含ませることで、口腔粘膜が薬や栄養素を吸収する性質があるから、飲み込まなくてもある程度の効果を発揮するようだ。


私の舌は荒れるタイプの口内炎を起こしているので、アメなどの硬い物を食べることはできないが、グミならやわらかく滑らかなので大丈夫だ。原材料名にあるビタミンA、C、D、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、ビオチン、葉酸などの傷んだ組織の回復に重要な栄養素を患部へ直接届けたいのはもちろんのこと、他にも良さそうな成分が書かれている。

  • 砂糖:砂糖は傷の治りを促進する。褥瘡治療薬としてシュガー軟膏というのもあったりする。

  • コラーゲン:コラーゲンの摂取にも傷の治りを早める効果があったとの実験結果がある.

  • ステビア:炎症を抑える効果があると言われている。


味はグレープフルーツ味で普通においしい。1個口に放り込んで噛まなければ10分くらいは持つ。食べ終わったあとの粘膜の状態も落ち着いていていい感じだ。午後以降、食後に口の中が気持ち悪く感じるときにちょうどいいかも。


私はこれまでも、コストや副作用の心配が少なく、簡単に続けられるような口内炎対策を探し地道に継続してきた。グミサプリは値段が手ごろで、きちんと量を守れば副作用の心配もあまりなさそうなので、しばらく続けてみようと思う。


※追記
2か月近くグミサプリを食べ続け、一定の改善はあったが、2か月くらいしたらグミサプリを食べると逆に口内炎ができるようになってしまった。コラーゲンアレルギーというのもあるようなので、念のため中止しておいた。

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