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舌痛症とトラネキサム酸

最近、睡眠中、舌が渇いて上あごにビタっとへばりついて目が覚めることがある。まるでラップをお皿に張り付けた時みたいな感覚。舌痛症発症前なら、舌が渇いた状態で上顎に付けてもへばりつくことはなかった。やっぱり粘膜が薄くなっているのかなと思う。


治ってはいないが、ここ最近は普段の舌の状態は落ち着いている。上あごに舌を付けた時のビリビリはなくなり、ジーンとして少ししょっぱい味がする程度だ。最近いちばん気になるのは、しょっぱい味に反応して唾液が出すぎることになってきている。


8か月前、歯科医師に舌の違和感を相談したところ、「忘れてください」と言われたが、当時は忘れられるような違和感ではなかった。今思うと炎症を抑える漢方薬である半夏瀉心湯でのうがいは万能ではなかったが違和感が治まるターニングポイントだったような気がする。おかげで「粘膜の炎症や荒れが治ってきた」感じがあって、舌のことをがんばれば忘れられるようになってきた。がんばれば忘れられるって、変な表現だけど。


今後は、粘膜の荒れを治しつつメンテすることを目指していくつもりだ。前回noteに書いたアズレンのうがいは継続している。先日、アズレンのうがい液に口内炎治療薬のトラネキサム酸を混ぜることで口内炎の治療に効果があるという論文を見つけた。自覚症状の改善率は41名中36名(87.8%)と好成績だ。

抗がん薬誘発性口内炎に対するアズレンスルホン酸ナトリウム・ トラネキサム酸含嗽液の効果に関する後ろ向き調査


「大正口内炎チュアブル錠」にもトラネキサム酸は含まれているので、これをアズレンのうがい液100MLに1コ溶かして3分口に含んで吐き出すのを1日5回を目標にやっていくことにした。試してみると、思い込みもあるかもしれないが、アズレンにトラネキサム酸を混ぜたほうが調子がいい気がする。

大正口内炎チュアブル錠

この薬は本来、飴のように舐めて飲み込むものだけれど、薬だからもちろん副作用がある。添付文書にはやるなと書かれている長期連用をするためには、うがいして吐き出す方が副作用のリスクが減って使いやすい。


トラネキサム酸自体は美白効果で有名みたいで、トランシーノとしても売られている。

トランシーノ

トランシーノの添付文書を読むと、2か月を超えて服用しないでください、と書かれているので、アズレン+トラネキサム酸うがいは続けてもMAX2か月だと考えている。


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