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舌痛症と睡眠 その後

私は以前に、口腔カンジダ症による激痛の舌痛症にかかり、感染の治癒後も舌と上あごの粘膜が荒れている。これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。

1か月前くらいに、たまたま疲れて10時間寝た後に舌の調子が良かったことから、あれ、睡眠って舌痛症に良いのでは?と思い至った。それから1か月、毎日8時間睡眠を心掛けてみて、私の舌痛症はずいぶんと改善された。


もしかして、睡眠時間と口内炎や舌痛症の関連を示す論文も存在するのではないか?とネットを検索してみた。すると、舌痛症や口腔灼熱症候群(BMS)患者は睡眠障害を起こしやすく、また睡眠の質が低下しているといった論文が見つかった。


口の中に痛みがあるから寝付けない、寝付けないから粘膜の再生力が落ち治らない。どっちが先かはわからないが、舌痛症にはそういった悪循環も関係しているのかもしれない。

舌痛症の治療ではよく、6か月~1年という長期にわたり抗うつ薬が処方されるようだ。抗うつ薬の副作用には眠気もある。私のように口内炎が原因の舌痛症だったら、1年近く毎日たくさん寝たら、きっと良くなるだろうと思う。抗うつ薬には鎮痛効果もあるし、抗うつ薬服用で痛みへの奏効率76%という論文も、見つけた当初は本当に?と思ったが、今では納得できる。

とはいえ今さら抗うつ薬のお世話にはなるつもりはない。私はダンスエクササイズやヨガなどの運動して体を動かして、やっとこさ8時間寝れている。できれば毎日10時間くらい寝てみて改善度合いを確認してみたいものだが、さすがに仕事もやることもあるし、8時間睡眠が私の努力の限界だ。たくさん寝るのってなかなか難しい。


私はカンジダ時代に口の粘膜が損傷されてしまってザラザラしていて、一時期は刺激も強く、この苦痛と一生付き合わなければならないのかと憂鬱になっていた。今後、完全に元には戻らないとは思うけど、後ろを振り返ると、意外と治りしろってあったんだなぁと実感している。

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