斉木くるみ

物語を味わうのも書くのも大好きです。考えることが好きです。児童文学作家を目指しています…

斉木くるみ

物語を味わうのも書くのも大好きです。考えることが好きです。児童文学作家を目指しています。24才。考えたことや感じたこと、短編、それからイラストなど。思考のひとさじ。おいしいものを食べたあとのような満足感を文章で。斉木このみとは、双子のきょうだいです。

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物語を書くことが好きです。

はじめまして。 わたしくし、斉木くるみ(さえきくるみ)と申します。どうぞ、お見知りおきを。 初めての記事には、自己紹介文を書くといいですよ、というnoteさんの助言に従いまして、今回は、軽く自分を紹介するような感じで、書いてみたいと思います。 (そう、この記事、わたしの初めての投稿なのです。どんな文体で書いていいものやら、緊張のせいもあってか、なんだかこちこちして奇妙な、そして気味の悪い文章になりそうです。と、いうか、すでいなっていますね。肩の力、抜かないとですね。少しずつ

    • 赤い毛をしたきつねベルイの4話目を執筆中ですが、長くなりそうなので小分けにして投稿しようと思っています。読書ってやっぱり楽しい。図書館でゆっくり休日、なんてことも夢見ています。近いうちに。

      • 好きなときに、好きなだけ わたしとファッションについて

         今日は日曜日(三週間ほど前のことです)。今は朝の六時半です。土日は目が早く覚めがちで、今朝は久しぶりに四時半には目が開いてしまいました。それからは、あれやこれやと脳に浮かんできて寝付かれず、とはいえ眠いことには眠いので、覚醒しているのだか、うとうとしているのだか、よく分からない状態でベッドでごろごろしているうちに、スマホで時間を確認したら六時二十分。ベッドを抜けて、起き出してきました。母ゆずりのクマが、いっそう濃くなってしまったかもしれません。鏡で顔を見たとき、そんな気がし

        • これも「知識」

          「知識」って、あればあるほどいい、みたいによくもてはやされているような気がするけれど、「知識」=「情報」ではないですよね。これの名前を知っているとか、これの由来を知っているとか、そういうことばかりではないし、もっというと、言葉を媒体にして、脳に保存されるようなものばかりでもない。風を感じると心地よいってことだとか、その心地よさだとか、その匂いだとか、そういうのも、「知識」だと思ったりするのです。 (140字を超えてしまった。残念。)

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        物語を書くことが好きです。

        • 赤い毛をしたきつねベルイの4話目を執筆中ですが、長くなりそうなので小分けにして投稿しようと思っています。読書ってやっぱり楽しい。図書館でゆっくり休日、なんてことも夢見ています。近いうちに。

        • 好きなときに、好きなだけ わたしとファッションについて

        • これも「知識」

          片付けについて 時間と心のゆとりのために

           最近、部屋の片付けをしています。  みなさんは、家や部屋の片付けの具合はいかがでしょうか。  今思えば、あの子の家は、「散らかる」なんて言葉とは無縁だったろうな、と思う大学の友人がいます。一度も遊びにいかずじまいになってしまったので、少し残念です。いつもノートやプリント類が丁寧に整理されていて、見せてもらった写真に写った部屋の片隅は、(そのときは、ぬいぐるみの写真を見せてもらったのですが)、やっぱりきれいに整理整頓されていたと記憶しています。  わたしのプリントは大体リュ

          片付けについて 時間と心のゆとりのために

          自分の言葉を書くむずかしさ

           (いつも長めな文章を書いてしまうので、今回は、なるべく簡潔に、短く書ければいいなと思います。)    クリスマスお正月がもうすぐで、想像すると温かな気持ちになります。楽しみです。 (この文を書き始めたときは、まだクリスマスまで一週間以上あったのですが、気がつけばもうあさってはイブになってしまいました。)  わたしは、季節のイベントや節目の行事などに、それらをできるだけ大切にしたい母と比べてほとんど関心が薄いのですが、クリスマスとお正月、とくに、クリスマスだけは特別なよう

          自分の言葉を書くむずかしさ

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話 3不思議な声

           これは赤い毛をしたきつねベルイのお話の3話目ですが、何話目から読んでも楽しめるように書いています。通勤電車の中で、午後のおやつの時間に、ぜひ、どうぞ。 (記事の一番下に、1話目、2話目のリンクを貼っておきました。) 1 ベルイの考えごと  朝の散歩ついでに、図書館へ寄ってきたベルイは、庭先のベンチに腰かけ、借りてきたばかりの本を片手に、親友のキルシュとおしゃべりを楽しんでいるところだった。  ベルイは、全身、夕日のように真っ赤な毛をしたきつねで、親友が二人いた。一人は、

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話 3不思議な声

          赤い毛をしたきつねベルイの話の3話目を執筆中です。平日は数行と書けないですが、iPadは開くだけ開いています。それだけで満足。

          赤い毛をしたきつねベルイの話の3話目を執筆中です。平日は数行と書けないですが、iPadは開くだけ開いています。それだけで満足。

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話② 親友の決意

          秋ももうかなり深まってきてしまいましたが……もうすぐハロウィーンですね。  ベルイは、きつねだった。それも、夕日のような、赤い色の毛をしたきつねだった。ベルイのために、ベンチを作りに来た物作り職人のロット・ブラウニーは、ベルイを見て、ストロンチウムの赤だ、といった。ベルイの毛は、焼きつくような、べったりとした紅色だった。  ベルイは、いつものように、迷彩柄のポンチョを、フードまでしっかりとかぶってはおると、住まいである丸太小屋の表へ出て、扉を閉めた。鼻の穴をふくらませ、思い

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話② 親友の決意

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話

          (深く考えすぎず、加筆修正ありきで気楽に書いていきたいと思います。)  どんどん、と、扉をたたく音がした。  べルイは、腰を沈めていた古い花柄ソファから身を起こし、扉まで歩いていくと、前脚でノブを回して扉を開けた。  扉の前に立っていたのは、一人の男だった。人間だ。手には、金属でできた緑色の工具箱を持っている。 「ほんとうだ」  第一声に、男はいった。べルイは、男を見上げた。小さくて、ぶどうの粒みたいな丸い目は、べルイの胸のあたりか、それとも、脚の先あたりか、とにかく、べル

          (短編物語)赤い毛をしたきつねの話

          INFPへの愛を語る

          前書き  お久しぶりになってしまいました。note書いてないなあ、と思ってはいたのですが、時間と心理的な制約上、中々手がつきませんでした。書きたくなかった、というわけではまったくない、むしろ、書きたかったのですが、他にもやりたいことがあると、どうしても手が回らなくなってしまうんですよね。ただ、一日の中であれもこれもやろうとしたところで、無理が生じて、結局せっかくやること一つ一つをじっくり味わえなくなってしまう。それでは意味がないので、やりたいと思ったことすべてを無理にやろ

          INFPへの愛を語る

          (短編小説) カフェの四人組

           こじんまりとした、けれども、空間を広々と使った、居心地のいいカフェだった。通りに面した全面は、端から端まで、すき通るようなガラス張りで、午後の穏やかな自然光に、カフェの中はほどよく明るかった。天井からは、オレンジ色の弱い光を放つ、豆のような形をしたランプが下がっていて、きらきらと、ときおりわたしの目をまぶしくした。二人席の片側に、わたしは、通りの方を向いて、一人で、座っていた。暗い茶色をしたオークの床は、ぎしぎしと音を立て、わざわざ首を動かさないでも、店員の動きが目に映るよ

          (短編小説) カフェの四人組

          わたしの、ほんの、理想の話

          みなさま、大変お久しぶりです。  途中まで書いていた短編があるので、それを早いところ完成させて、次の投稿にしようかなと思っていたのですが、存外まだ完成しそうになく、というのも、決してそんな大作を書いているわけでもなく、ただ単に他のことをやっているからなのですが、なので、先に、ちょっとした近況報告的な形で、こちらの記事を書いて、あげてみようと思います。(短編も、そろそろ完成させていい頃だとは、思っております。)  記事の投稿については、とくに頻度を自分の中で決めていたわけで

          わたしの、ほんの、理想の話

          自分らしい、文章を。

           最近、というより、ずっと、かもしれませんが、色々と忙しくて、間が空いてしまいました。日々の仕事に加え、やりたいことがたくさんありすぎて、いくら時間があっても足りません。マイペースな投稿を、どうぞお許しください。焦らず、できるときにできるだけ、書いてみようと思います。  記事を読んでくださるみなさん、スキやフォローをくださったみなさんには、心の底から感謝をしています。ほんとうに、うれしいです。うれしいものなのだなと、思います。  正直、自分の書いたものを思い返すと、「うわあ

          自分らしい、文章を。

          『MBTIへのいざない』を読んで

           今、一つ書きかけにしている短編(ショートショートというのかもしれません)があるのですが、今週は、ぼーっとしたかったりして、そちらへ割ける時間を取れておらず、すぐには完成できそうにありません。お話を挙げるのは後回しにして、今回は、もう少し、ぼーっとしながらでも書けるような、別の話にしようと思います。 (先週、手嶌葵さんの『ただいま』という名前のアルバムを聴きました。自分で買ったわけではなく、家のパソコンにおとされているのを、勝手にスマホへ入れただけなのですが。とても優しくて

          『MBTIへのいざない』を読んで

          好きな本を紹介したいです! リンドグレーン「はるかな国の兄弟」

           わたしは、これがもう好きでたまらない!といった感情を抱くことが多くないので、ときどき、自分は何事にも無関心な人間なんじゃないか、自分に好きはあるのだろうか、と思うことがあります。でも、それは、一歩後ろに下がったところから物事を眺めがちな、そういう自分のクセによるものなのではないか、とも、思ったりしています。  そして、思い返してみると、自分にもやっぱり好きはあるみたいなのです。それも、ばりばりあるみたいなのです。ああ、やっぱ好きだなあ〜、いいな〜、と、たまらない気持ちにな

          好きな本を紹介したいです! リンドグレーン「はるかな国の兄弟」