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北陸へのいざない。その3〜魚がうまい〜

 鉄オタの朝は早い。氷見線の始発列車に乗るためにまだ日が完全に登らないうちから起きる。高岡駅の氷見線ホームには国鉄型気動車が無駄に3両編成でアイドリングしている。平日なら通学で混むのだろうか。今、この車両には僕しかいない。(2022年8月某日訪問) 

始発。眠い。


ボックスシートを独り占め

 高岡駅を出て、列車は海に向かって進む。とはいえ車窓の風景は風光明媚とはいかず家の生垣が連なる。海が見えるのは終点が近づいてから。突然広がる日本海に目が覚める。

海だー

 終点の氷見駅から少し歩く。潮の香りが漂う。せっかくだから港まで歩いてみよう。氷見漁港で海鮮丼を食べる。朝6時だというのにめちゃくちゃ混んでいる。並んでいる間に通路から競りを見学する。

早く飯が食いたい。それしか頭になかった。

 しかし昨日の回転寿司といい今日の海鮮丼といい、魚がうまい。特に高級というわけでなく普通のものを頼んでいるのだけど、鮮度が良いからなのかなぜかうまい。

うまい。うますぎる。

 帰りは越中国分駅で降りて撮り鉄をする。なんと可愛らしいディーゼルカーが1両でやってきた。

良い雰囲気の無人駅
氷見線のディーゼルカー。可愛い。

 高岡駅から富山駅に向かう。富山駅は新幹線と共に駅舎を大改造したため、とても近代的すぎる雰囲気になった。高い屋根のホーム。駅前には路面電車が南北に通り抜ける。未来都市のような風景。

富山駅のホーム
富山駅前の路面電車

 その4へ続く……

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