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軽井沢に行く。バスで

 軽井沢。そこは高級リゾート地とされている。きっとお高いんだろう(要出典) なんせ新幹線に乗らないといけないし。

 しかしバスで行けるらしい。それも在来線が廃止になった碓氷峠を走るバスがあるらしい。それならお手頃かもしれない(要出典) というわけで信越本線の横川駅に降り立った。(2022年10月某日訪問)

横川駅前バス停

 寝坊して遅い時間になったからなのか、日曜だというのにバス停には誰も居ない。近くを流れる小川は自然の静寂に支配されている。

横川駅近くの小川
バスが来た

 路線バスとはいえ4列ハイデッカーの豪華なバスが来るも乗客は片手で数えるくらい。日曜の昼下がり、特に混んでいるわけでもない国道18号線を制限速度きっかりに進む。碓氷バイパスを通ると自動放送があったので、どんな素晴らしい道かと思ったけど、つづら折りの連続する普通の峠道であった。ぜんぜんバイパス感がないのである。グーグルマップを見ると、旧道の方はさらに激しさが数ランク上になっており、バイパスは少しマシになっているようだ。速度は出ないものの、信号もなく一定速度で峠を登る。

碓氷バイパス

 軽井沢に着いて思ったのだが、人が多い。車も多い。みんな軽井沢に来てる。10月の始め、今年は残暑が厳しい。しかし軽井沢は涼しく過ごせてとても快適である。なるほど避暑とはこういうことか。

涼しい軽井沢

 どの店も混んでるのでカレーパンをテイクアウトした。うまい。

うまい

 人混みは嫌なので通りをずんずん歩いてゆく。ほとんど奥まで行ったところにある喫茶店に入ってみる。

喫茶店

 意外にも店内は閑散としており独特の空気が流れる。やばい、緊張してきた。一挙手一投足どう振舞うべきか思案しつつ、カウンター越しにブレンドとケーキを頼んだ。喫茶店の楽しみ方が分からない。こういう時どうしたらいいんだろう。

カウンター席で緊張してしまう

 コーヒーは美味しかったですよ。内装も素敵だし。値段も普通だと思うし。

蕎麦

 そそくさと店を出るともう16時を回っていた。さっきまでの人はすっかり引いて、多くが店じまいを始めていた。やばい、軽井沢の店ってこんなに早く閉まるんだ。駅前の蕎麦屋に寄って最終バスで帰ることにした。

夜の横川駅

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